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獣に道は選べない 新潮文庫nex
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/03/28 |
JAN | 9784101801520 |
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獣に道は選べない
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商品レビュー
2.6
10件のお客様レビュー
シリーズ第2弾。青春、恋愛、友情が濃く描かれている任侠もの。新たな登場人物(狸)も魅力があってとても良かった。諏訪さんと千歳くんの絆が深まっていく。
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無理やり狸の任侠団体に加入させられた化け猫の谷中千歳が、自分のアイデンティティや居場所を求めてもがくという、いかにも青臭いファンタジー。監視役の諏訪やストリートミュジシャンの多摩子との事件や周りの狸たちとの触れ合いで、自分を取り戻すって感じかなあ。多摩子に関する事件は、ちょっと工...
無理やり狸の任侠団体に加入させられた化け猫の谷中千歳が、自分のアイデンティティや居場所を求めてもがくという、いかにも青臭いファンタジー。監視役の諏訪やストリートミュジシャンの多摩子との事件や周りの狸たちとの触れ合いで、自分を取り戻すって感じかなあ。多摩子に関する事件は、ちょっと工夫したかな。諏訪との友情もいいかも。でもまあ、青臭いけどそれなりに楽しめたよ。この辺が、額賀澪の持ち味かな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
俺=オスの三毛の化け猫、千歳。 大学生に変化した姿で付き合っていた椿は、実はメスの化け狸で、しかも歌舞伎町の任侠団体・愛宕組組長の娘だった。 そして、なかば無理矢理に愛宕組の組員にさせられた千歳の監視役に付けられたのは、仏頂面のオスの化け狸、諏訪。 この頃何故か椿との仲がギクシャクしていることに悩む千歳は、いつも無愛想な諏訪が路上ライブに度々出かけていることに気付く。しかも、多摩子というそのシンガーも諏訪に恋をしている様子。 化け猫と化け狸の恋以上に、化け狸と人間の恋は報われるはずがないと知りながらも、千歳は2人の仲をとり持とうとするが… まぁ…軽くて可愛くて、さらっと楽しめます。 でも、“夜を駆ける二匹の獣の生き様に胸が熱くなる”は、ちと言い過ぎの、青春小説。 夜の歌舞伎町の妖しさも青春色に覆われて、ふんわりパステルカラー。 いじられやすいカワイイ系男子に、長身で黒スーツの無愛想イケメン、キュートでちょっと強引な任侠団体のお嬢様だなんて、キャラクターもちょいと平凡じゃありませんかい。 うかつにも、本作はシリーズ二作目だと、読了してから気づいた。うむむ、新刊通知は見てるはずなのに?けれど、作中でこれまでの経緯は語られていて、問題なし。 まぁ…一作目は、見かけたら読むかも。 額賀澪さん、デビュー作からほぼ読んでいますが、本作で初めて読んだ人には彼女の魅力が読み取れないのではと…余計な心配か。
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