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自衛隊最強の部隊へ―CQB・ガンハンドリング編 牧歌的訓練からの脱却。第40普通科連隊を変えたガン・インストラクター
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 誠文堂新光社 |
発売年月日 | 2019/03/07 |
JAN | 9784416519516 |
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自衛隊最強の部隊へ―CQB・ガンハンドリング編
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【ナガタイチローさんのこと】 中学生のころ購読していた月刊『Gun』誌で、記事を書いていたのがナガタイチローさんだ(ターク・タカノさん、ジャック・タクボさんも思い出深い)。銃のレポートだけでなく、精力的にFBIやSWATのタクティカルスクールのレポートが掲載されていた。FBIの...
【ナガタイチローさんのこと】 中学生のころ購読していた月刊『Gun』誌で、記事を書いていたのがナガタイチローさんだ(ターク・タカノさん、ジャック・タクボさんも思い出深い)。銃のレポートだけでなく、精力的にFBIやSWATのタクティカルスクールのレポートが掲載されていた。FBIのスクールでは、休憩時間にはドーナッツ食べ放題というトピックスも憶えている。 早期に9㎜AutoであるS&W M59を制式拳銃として採用していたフレスノPDの記事も、エドマクベインの87分署シリーズで描かれる拳銃が、いつの間にか .38口径から9㎜口径に変わっていたこととリンクして印象に残っている。今考えると、警察関係者でもなくアメリカ人でもないフォトグラファーのイチローさんを受け入れていたアメリカ社会にも感心する。 【本書のこと】 本屋で何気なく手に取った本書に、自衛隊の部外インストラクターとして活躍されているイチローさんが描かれていた。主役は自衛隊の部隊だけど、イチローさんのキャリヤを知っている僕は、懐かしくて、うれしくて、青春を取り返した思いだ。 自衛隊の市街戦を巡る現実に不安感を募らせる内容だけれど・・・
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借りたもの。 2000年代初頭、第40普通科連隊が真に戦場で必要なスキルを外部インストラクター・イチロー氏から学び、会得していく。 それまでの自衛隊の訓練が、ガンハンドリングなどCQB(近接戦闘)に必要なスキルの基礎がなっていなかったこと、実践で通用するスキルではなかったことに危...
借りたもの。 2000年代初頭、第40普通科連隊が真に戦場で必要なスキルを外部インストラクター・イチロー氏から学び、会得していく。 それまでの自衛隊の訓練が、ガンハンドリングなどCQB(近接戦闘)に必要なスキルの基礎がなっていなかったこと、実践で通用するスキルではなかったことに危機意識を持ち、向上させようとする著者ら隊員の姿が記録されている。 世界の勢力図、安全保障の在り方が刻々と変化する中で、前世紀頃の想定のまま型通りの訓練だけだった事への危機感。 特に2000年代初頭は911テロと自衛隊派遣など自衛隊の在り方そのものが問われ、転換期だった。 時間軸ではロボットマナブ『自衛隊入隊日記』( https://booklog.jp/item/1/4054066704 )の直後くらい。 それまで陸自で想定されていたのはロシア(旧ソ連)の侵攻だった。しかし、目下の脅威は北朝鮮――中・長距離弾道ミサイルではなく――の特殊部隊の上陸だという。 報道では想像できない、戦略の片鱗を見た気がした。 しかしそれまでの自衛隊には、世界標準のスキルが圧倒的に足りず、装備も不十分だった。 イチロー氏から、ガンハンドリングなど戦闘の基礎に始まり、市街戦を想定した実践的な戦闘訓練を重ねてゆく。 さらにはサバゲ―のプロチームとの戦闘訓練など。 その中で戦闘の基礎は変わらなくても、トレンドが変わってゆくこと、装備の向上はどの国でもあり、日本はそれに遅れていることを痛感。 最新の装備を揃えることを追い求めることが全てではないが、末端の兵士にそれらを充実させるのも必要ではないか…そのバランスを俯瞰で見ることが出来ている人がいるのだろうか? 兵士と兵士がぶつかる前に、ミサイルなどが飛び交うのが現代の戦い方だろう。しかし、ミサイルの後に何が来るのか…… 伊藤祐靖『自衛隊失格:私が「特殊部隊」を去った理由』( https://booklog.jp/item/1/4103519916 )とはまた違う視点が、私には新鮮。 具体的なスキルの話は特にない。 自衛隊の問題意識が繰り返し言及されていた。そしてそれを改善させていくプロセスが紹介されている。 特に著者は、偶然TVで自衛隊の訓練映像をを見て「全滅する!」と危機感を持ち指南を買って出てくれたイチロー氏への敬意に溢れている。
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