1,800円以上の注文で送料無料

キッド・ピストルズの最低の帰還 パンク=マザーグースの事件簿 光文社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

キッド・ピストルズの最低の帰還 パンク=マザーグースの事件簿 光文社文庫

山口雅也(著者)

追加する に追加する

キッド・ピストルズの最低の帰還 パンク=マザーグースの事件簿 光文社文庫

定価 ¥990

770 定価より220円(22%)おトク

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2019/03/12
JAN 9784334778163

キッド・ピストルズの最低の帰還

¥770

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/10/04

キッド・ピストルズシリーズ。五編収録されている。相も変わらず今作でもマザーグースがモチーフとなってそれぞれの事件に彩りを与えている。その中でも一番異色なのは超能力を持った子供たちがメインの「超子供たちの安息日」だろう。特殊設定ミステリでありながらもちゃんとした論理でもってキッドが...

キッド・ピストルズシリーズ。五編収録されている。相も変わらず今作でもマザーグースがモチーフとなってそれぞれの事件に彩りを与えている。その中でも一番異色なのは超能力を持った子供たちがメインの「超子供たちの安息日」だろう。特殊設定ミステリでありながらもちゃんとした論理でもってキッドが謎解きをしていく様はまさしく本格の正しい姿といえる。

Posted by ブクログ

2021/03/15

インテリでアウトローでダメ刑事の烙印を捺された最高の名探偵、いろんな要素が混じり合い一筋縄じゃいかないイカしたパンク族。 ちょっとした一時代を飛び越えファッキンリターンを果たす! 事件だって相変わらずあらゆるモティーフが混じり合い読み物の愉しさを満喫させてくれる! 私的一番いわ...

インテリでアウトローでダメ刑事の烙印を捺された最高の名探偵、いろんな要素が混じり合い一筋縄じゃいかないイカしたパンク族。 ちょっとした一時代を飛び越えファッキンリターンを果たす! 事件だって相変わらずあらゆるモティーフが混じり合い読み物の愉しさを満喫させてくれる! 私的一番いわゆるキャラ読みをしているシリーズとなっているパンクマザーグースだけども、今作は職務より自分の信じる正義を優先する部分がよりフィーチャーされてたかなって。 後半2作が超常現象感も相まって特に好き。 キャラクター的にも世界観的にもトンデモが映える。

Posted by ブクログ

2019/07/10

20190702 キッドに中古の霊柩車を買わせ、趣味の悪いピンク色に塗らせた発案者はピンクだった。彼女のアメリカ時代のボーイ・フレンドがそういうシロモノを乗り回していたのだそうだ。 (p.188) 棕櫚の葉のように屹立したモヒカン刈りの頭に、鋲打ちの皮ジャンパー姿の男は、キッ...

20190702 キッドに中古の霊柩車を買わせ、趣味の悪いピンク色に塗らせた発案者はピンクだった。彼女のアメリカ時代のボーイ・フレンドがそういうシロモノを乗り回していたのだそうだ。 (p.188) 棕櫚の葉のように屹立したモヒカン刈りの頭に、鋲打ちの皮ジャンパー姿の男は、キッド・ピストルズ、いっぽう、赤いメッシュ入りの染め黒髪に蜘蛛の巣のようなアイシャドーという、やはり悪趣味なパンク族風体の女はピンク・ベラドンナ。 (p.26 誰が鉤鳥を殺そうが) 隣の助手席に座って三本目のチョコレートバーをしゃぶっている女の名は、ピンク・ベラドンナ。今は黒く染めた髪(本来の色など本人も忘れている)にメタリックな赤色のメッシュを入れ、首にはネックレス代わりの犬の首輪をしている。服装などは隣のパンク小僧に似ているが、女性らしく目の周りには蜘蛛の巣のようなアイラインを入れ、極端に短い革のパンツから伸びた肉感的な脚を大胆不敵に組んでいる。 (p.187 教祖と七人の女房と七袋の中の猫) ジェルで突っ立たせたモヒカン刈りの頭髪はクレイジー・カラーという銘柄の染料で七色に染め、安全ピンで留めた破れ T シャツに擦り切れた皮ジャンパーといったその姿は、紛れもないパンク族の扮装である 。その隣で男よりはまだ柔軟なダンスを見せていた女の方も、同じ部族に属していた。こちらも獅子のようなボサボサの金髪にピンクやパープルの馬鹿げたメッシュを入れ、その顔はといえば、まだあどけなさが残る猫面を蜘蛛の巣のような悪趣味なアイ・メイクで台無しにしてしまっている。服装はほとんど男と一緒だが、彼女はネックレス代わりに赤いエナメルの犬の首輪をしていて、ただのパンクにとどまらぬ不適なボンテージ志向も窺わせるのだった。 (p.275 鼠が耳をすます時) モヒカン刈りの頭髪に皮ジャンパー姿の男とぼさぼさの染め髪に蜘蛛の巣のようなアイ・メイクの女が、二人して書状を手にとって、拙い字で書かれた文章に目を通していた。 (p.319 超子供たちの安息日)

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品