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日本怪談集 取り憑く霊 新装版 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2019/03/10 |
JAN | 9784309416755 |
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日本怪談集 取り憑く霊 新装版
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
怪談アンソロジー。これもまた嫌な話が多い……! 一番恐ろしかったのは橘外男「蒲団」。一番怪談というにふさわしいおぞましい物語。単に呪われた物品というのは数あれど、これに隠されたものはトップクラスのおぞましさでした。因縁の深さも恐ろしく、でも何があったのかが明かされていないところが...
怪談アンソロジー。これもまた嫌な話が多い……! 一番恐ろしかったのは橘外男「蒲団」。一番怪談というにふさわしいおぞましい物語。単に呪われた物品というのは数あれど、これに隠されたものはトップクラスのおぞましさでした。因縁の深さも恐ろしく、でも何があったのかが明かされていないところがさらに恐ろしいのです。 猫好きとしては外せないのが森銑三「猫が物いふ話」。怪談ではあるけれど、怖くはありません。むしろ微笑ましくって素敵。そして藤沢周平「ふたたび猫」は、ある意味ものすんごく恐ろしい話。猫自体は恐ろしくないし、悪くもないんだけどなあ(苦笑)。
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ざわつく話もあり、またなんか不思議だな、妙だなという感じでふっ、と終わってしまう話もあり 再編した錚々たる作家陣の怪奇短編
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娘が表紙を描かせて貰った本。 種村さんと言えば異端・幻想文学の大家ともいうべき人でしょうが、流石に大家ともなるとその選択も一筋縄ではいかない。日本怪談集と銘打ちながら「恨みつらみ」とか「怨念」などという通俗的な幽霊はほぼ皆無で、何もない所からふと顔が現れたり、ふと現れた幽霊が淡...
娘が表紙を描かせて貰った本。 種村さんと言えば異端・幻想文学の大家ともいうべき人でしょうが、流石に大家ともなるとその選択も一筋縄ではいかない。日本怪談集と銘打ちながら「恨みつらみ」とか「怨念」などという通俗的な幽霊はほぼ皆無で、何もない所からふと顔が現れたり、ふと現れた幽霊が淡々と人間に戻ったり。中には藤沢周平の「ふたたび猫」のように、ただ妾と妻の異常接近場面だったりする(まあ、亭主にしたら非常に怖いでしょうが)。 それにしても豪華メンバー。不条理という感じが強くて、実は余り怖くは無いのですが、これだけのメンバーがそれぞれどう料るのかを読んでいるだけでも楽しいですね。 猫が物いふ話 / 森銑三 著、くだんのはは / 小松左京 著、件 / 内田百間 著、孤独なカラス / 結城昌治 著、ふたたび猫 / 藤沢周平 著、蟹 / 岡本綺堂 著、お菊 / 三浦哲郎 著、鎧櫃の血 / 岡本綺堂 著、蒲団 / 橘外男 著、碁盤 / 森銑三 著、赤い鼻緒の下駄 / 柴田錬三郎 著、足 / 藤本義一 著、手 / 舟崎克彦 著、人間椅子 / 江戸川乱歩 著、竈の中の顔 / 田中貢太郎 著、仲間 / 三島由紀夫 著、妙な話 / 芥川龍之介 著、予言 / 久生十蘭 著、幽霊 / 吉田健一 著、幽霊 / 正宗白鳥 著、生き口を問ふ女 / 折口信夫 著
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