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歪み真珠 ちくま文庫
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歪み真珠 ちくま文庫

山尾悠子(著者)

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歪み真珠 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2019/03/08
JAN 9784480435798

歪み真珠

¥495

商品レビュー

4

14件のお客様レビュー

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2024/03/04

『夢の棲む街』を読んで山尾悠子の虜になったので、この小説も手に取りました。いきなり長編を読むのは難しそうだったので、肩慣らしに短編集『歪み真珠』を。「アンヌンツィアツィオーネ」は冒頭の文章から惹き込まれたな。もちろん他のものもすごく好きだった。澁澤龍彦から受けたであろう強い影響を...

『夢の棲む街』を読んで山尾悠子の虜になったので、この小説も手に取りました。いきなり長編を読むのは難しそうだったので、肩慣らしに短編集『歪み真珠』を。「アンヌンツィアツィオーネ」は冒頭の文章から惹き込まれたな。もちろん他のものもすごく好きだった。澁澤龍彦から受けたであろう強い影響を感じつつ、それでも山尾悠子独自の世界がたしかにあることを勝手に感じた、至福の1冊。装丁も世界観に合っていて素晴らしく素敵。

Posted by ブクログ

2023/07/31

薄さの割にすごく読み進めづらい。情報量が多すぎて脳内で情景を思い浮かべるのにとても時間がかかった。これが幻想小説か……。ゆっくり味わって読むべき本だと思う。 最後の一編が微笑ましくて(?)好みだった。

Posted by ブクログ

2023/07/08

山尾悠子三作品目。なんだかんだ癖になるところがある。 こちら今まで読んだ作品の中でもさらに読みやすかった。各作品は絶対に全て理解できない(感覚的にも)という感覚がクセになってきそう笑 また何か既存の作品を念頭に小説というアプローチを取ることが、僭越ながらそれなら自分にもできるかも...

山尾悠子三作品目。なんだかんだ癖になるところがある。 こちら今まで読んだ作品の中でもさらに読みやすかった。各作品は絶対に全て理解できない(感覚的にも)という感覚がクセになってきそう笑 また何か既存の作品を念頭に小説というアプローチを取ることが、僭越ながらそれなら自分にもできるかもしれないと思わせるので、少し親近感がわく。 特に好きだったのは、「娼婦たち、人魚でいっぱいの海」「向日性について」「アンヌンツィアツィオーネ」の三作品。 「娼婦たち、人魚でいっぱいの海」夢の棲む街を思い出しつつ、セイレーンの歌声を聞いたような感覚に 「向日性について」純粋に発想にうなった 「アンヌンツィアツィオーネ」美学的には一番好きだった。羽が髪の毛に編み込まれている様子など。 ーよもや竜(ドラゴン)と戦う天使ではあるまい。剣をお持ちではなし…天使を見た日の夜、編んだ髪をほどくとそこからは必ず数片の白い羽毛がこぼれ出した。… ーあのかたとわたしとのあいだには約束がある。 ーどのような結末を迎えることになるのか皆目見当がつかないにしても、人としてのわたしの人生はすでに神ではなく天使の領域に侵犯されている。… 「美神の通過」最後に触れられているようにエドワード・バーン=ジョーンズの作品にまんまの一枚がある笑 「娼婦たち、人魚でいっぱいの海」 「美しい背中のアタランテ」ギリシャ神話より 「マスクとベルガマスク」フォーレの曲より 「聖アントワーヌの憂鬱」フローベールの文学で、それに触発された絵画など 「水源地まで」勝手に夜叉ヶ池を思い出していた 向日性について 「ドロテアの首と銀の皿」聖女ドロテア。首は銀の皿と相場が決まっている。トマジ! 「夜の宮殿の観光、女王との謁見つき」「夜の宮殿と輝くまひるの塔」夜の宮殿!

Posted by ブクログ

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