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人が自分をだます理由 自己欺瞞の進化心理学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2019/02/27 |
JAN | 9784562056385 |
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人が自分をだます理由
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商品レビュー
3.3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3年くらい積んでおり、思い出したかのようにようやく読了ー。 いや、めっちゃ面白いじゃん…! 人はまず利己主義的であって、それを他人に隠すために自分も欺いている…というのが本書の骨子かな。 ただ、その利己主義が全く悪い事ではなく、むしろ社会的(そして生存戦略的)に求められるからこそ発達していったわけだ。 個人的に面白かったのは「陰口の利点」。権力を持つ人々の悪行を抑制する重要なプロセスというのは驚いたな。ダーウィニズムに曰く、生き残ったものにはそれに値する意味がある。 コミュニティに生きる私達は、コミュニティに自分の存在を誇示するため(無価値と思われないため)に時に極端な行動に出てしまう。宗教、募金、教育──そして今話題の環境活動家も当てはまるかもしれない──はコミュニティという背景があって初めて意味が見えてくるのだろう。 あーでも、人は他人との競争のために脳を進化させてきたという「社会脳仮説」はちょっと保留かな。そもそも生物学的特徴に現れるほどの進化ってそんなに早いんだろうか。むしろ「文化」自体に競争原理が組み込まれて、騙す/騙されるという「文化」が淘汰を生き残った…のほうが納得できる気が。 まぁここらへんは言語的相対論と同じで立証が難しいのだけれど。
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巷の評価はさほど高くないようだが自分は好きな本。取り上げるデータもおもろいし。 生き抜くためには他人を欺く必要があんだからまず自分から。ね。
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脳は本質的に整合性を取るために嘘をつくものだという事であり、意識の上に浮かんでいる目的と、意識下にある本当の(?)目的とは違う事が多くあるということ。 効果の出ないが人気のある政策に金を注ぎ込んでいる余裕はない。エビデンスに基づいた政策を進めて欲しい。少子化は待ったなしだ。
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