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入門縄文時代の考古学
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 同成社 |
発売年月日 | 2019/02/20 |
JAN | 9784886217912 |
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5
2件のお客様レビュー
縄文時代の区分、草創期16000-11300年前の4700年間、早期11300-7200年前の4100年間、前期7200-5400年前の1800年間、中期5400-4400年前の1000年間、後期4400-3200年前の1200年間、晩期3200-2400年前の800年間。 ダイ...
縄文時代の区分、草創期16000-11300年前の4700年間、早期11300-7200年前の4100年間、前期7200-5400年前の1800年間、中期5400-4400年前の1000年間、後期4400-3200年前の1200年間、晩期3200-2400年前の800年間。 ダイズ・アズキ、ヒエ・クリなどの栽培と選別、イノシシ飼育の可能性、虫歯の割合10%は狩猟採集民の平均4.4%に比べ著しく高く、糖質の摂取量が多い。 後期旧石器時代の2万年前は現在より7-8℃低く、完新世の急激な気温上昇(約1万1700年前)により約8600年前には現在より2-3℃高く、海水面は3-5m高い。 約8000年前-6000年前は最温暖期、縄文早期後半から前期。ただし断続的に短期の寒冷化イベントが発生、縄文早期以降8回。前期の終わり頃、関東の貝塚がピーク、中期には内陸性の集落へ。中期末から後期初頭にかけて中部関東は急激な衰退、気候変動の影響、東北はあまり影響を受けてない。 中期までの文化が後期以降に西日本に伝播。縄文時代の貝塚は関東に集中、62%。 奥東京湾は、草創期には現在の海水面の-50m、早期に-40mから0mまで変化。 ウルシ、クリの栽培、後期・晩期にはクリ・ドングリに加えてトチの実、寒冷化により手間のかかるアク抜きが必要な植物も利用。 狩猟対象はイノシシとニホンジカが80%。 食料貯蔵は草創期から行われていた。集落の3-5倍の貯蔵穴。 滋賀県粟津湖底貝塚では、52%が植物食、魚貝が37%、動物が11%、遺物として残ってない植物を考慮するとそれ以上。 漁撈活動、半径10kmより狭い範囲、主に1-2km圏内。 狩猟は弓矢、落とし穴、猟犬など。 前期・中期に定住度が高まる。 漆加工技術、撚糸、編布、特産の石材による磨製石器の大量加工。 ヒスイ、原産地では前期末に開始、中期には専門的に生産。朱やアスファルトも特定の原産地で専門化。 後期・晩期の東日本地域では、儀礼祭祀用の土器と日常用の粗製土器とはっきりと文化。 竪穴住居の多様性、掘立柱建物、低湿地の杭上住居。 三内丸山遺跡の巨木柱、4.2m間隔、35cm単位の尺。トチの実のアク抜き用水場。 丸木舟、5-7m 中期、環状集落の大規模化。 専門的な手工業生産と交易活動は中期を境に拡大、日常生活用から高級品や儀器などに、またそのような特殊生産を行う遺跡も出現。後半期には装身具の種類が著しく多様化。宗教的祭祀の発達。 二至二分、大湯環状列石や三内丸山。 埋葬は全期間を通して単葬が一般的だが、中期以降は再葬が発達、葬送儀礼の複雑化。 縄文から弥生の移行?社会複雑化、儀礼的消費からコメ受容? 漆塗りの装身具、朱の顔料、漆黒のストレートでつくられた石剣、土器製塩。 コメも当初は魅力のある贅沢品。 西日本の弥生文化、遠賀川式文化圏。稲作定着は太平洋側では愛知県東部、日本海側では京都府奥丹後半島あたり。 中期に東西の遺跡数の格差が著しく拡大、人口密度が低かった西日本に東日本の文化が広がる、後期後半から晩期に大陸系の文化を九州が先取り、両方の文化を両取り。
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この本はまさしくタイトルの通り、縄文時代の考古学についての入門書である。 猪の埋葬跡などが発掘されているとか、食文化が案外現代と共通する部分があることなども解説されていて、とても興味深い。 それにしても学生時代に触れた縄文時代とはかなり印象が異なっている。
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