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灰の月(上) ビーボーイノベルズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | リブレ |
| 発売年月日 | 2019/02/19 |
| JAN | 9784799741818 |
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灰の月(上)
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商品レビュー
4.7
6件のお客様レビュー
まだ数冊しか読んでいない私でも分かる…。木原さんは紛うことなきBL界の極北である!! 前人未到の地で執筆されておられる!! みんみんさんがおびのりさんと私にしか勧められないと仰っていましたが、予想以上にその通りでした笑 ちゃんとした感想は下巻の方に纏めようと思いますが、とにかく...
まだ数冊しか読んでいない私でも分かる…。木原さんは紛うことなきBL界の極北である!! 前人未到の地で執筆されておられる!! みんみんさんがおびのりさんと私にしか勧められないと仰っていましたが、予想以上にその通りでした笑 ちゃんとした感想は下巻の方に纏めようと思いますが、とにかくのっけからフルボルテージで痛い。 痛い…痛い!!! もう途中のあるシーンなんかヒュンってなって冷や汗出ました。本当にヒュンってなった(どこがって?放送禁止音入れてください、ぴーーーー) これ、男性で読まれている方はいらっしゃるのでしょうか? いらっしゃったら絶対にあのシーンでヒュンってなるはず!賭けても良い!(ポテチのビッグパックを) いや、ヒュンの話は良いんですよ。 本作はもう仁義なき戦いの頃のようにオラオラではやって行けないヤクザさんのお話。 ヤクザが生き残るには知恵と要領も必要な時代。 そんな中、本橋組の跡目である主人公の聡一は頭を使って金を生みだす天才。見目も良いし冷酷な所もあるし、2代目としては将来有望株なインテリヤクザ。 異常な性欲を除けば。 惣一に心酔してずっと秘書兼ボディーガードとして付き従っているイケメン嘉藤。本好きだしクールだし目の前で聡一が乱行してようが平気で読書が出来る肝の据わった男。 未だ上巻とは言え、これからこの2人がどういう関係になって行くのかこれっぽっちも予想が付かない。 暫くキュンキュンとか切ないBLばかり読んでいたのでこの木原さん節、忘れていました。 物凄い洗礼を受けている途中です。ああ、これだ、この感じ。 全く未知の扉を開かされて、気付けばその扉の向こうで何度も一本背負いされて、それでも先が気になって自ら投げ飛ばされに行く感じ。 木原さんの筆力が物凄い熱を持っているので止まらないんですよね。 80%アレ。その上痛い(心身共に痛くなる) 完全に読み手を選ぶBLの中の極北も極北。 でもですね…星5だわこれは! 異常性欲×異常忠誠心のぶつかり合い! ある意味、純愛のガチンコ勝負。 まともなようで嘉藤もぶっ飛んでる。あ、受け攻め逆だった。まあ良いか(攻めを左に書いて×するらしいですね。どうでも良い知識がまた学べましたね) ヒュンのシーンはヒュンするけど、2人の相手に対する感情のズレが見事に表現された凄いシーンだと思う。 あれを書けるのは木原さんの他にはいない気がする。 さあ、下巻はどうなるのか…。 ドキドキが止まらないze!!(色んな意味で) どんなラストになるか毛ほども想像が付かない。 これも木原さんの凄い所。 本作には最後におまけの短編が2篇載っているのですが、全く知らない2人のお話。共通なのは主人公が元本橋組だったという事位。(こちらは割と甘々) 君たち、誰…? と思っていたら、本来はこの2人のお話『月に笑う』がメインだそうです。 本作『灰の月』はスピンオフでなんと同人誌だったのが、商業用として出されたそうです。 BLって作家さんご自身が同人誌を書いて、それが商業用になったりするのですね。面白いなあ。 読者の私としては読ませて頂けて有難い話です。 総括のちゃんとした感想は下巻にて。 ところで、本作は電子書籍なので移動中や寝る前、自宅での読書時間は『続巷説百物語』を拝読している私。 時には江戸時代であやかしの謎を追い、時にはヤクザさんの特殊性欲と言う名の狂気に近い純愛にヒュンとなり、忙しい毎日を送っております。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
BL界隈に舞い戻ってから最初に読んだのが、これ。復活でこれって、衝撃だったんですけど。 惣一にも、ましてや嘉藤にも、登場人物のだれにも感情移入できないままで、それでも力業で先へ先へと読み進まされてしまった。 ずっと自分にとっての読書の必須条件は登場人物の誰かしらに共感できることだと思っていましたが、木原先生の本と出会ってはじめて、共感って必要ないんだと気づかされました。共感しなくても読んじゃうもんね、読まずにいられなくなっちゃうもの。 怖くて痛くてもう嫌だなと思うのに、ページをめくるのをやめられない。畳みかけるように続く「どうして。なぜ。やめて。」と言いたくなるような痛々しい惣一の選択の連続。 しかも下巻へ続く。 心が健康なときに読むべき作品。いろんな意味で怖いですほんと。
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木原作品の中でもメンタルがやられると評判のこちらをやっと読み始めました。 「月に笑う」はそんなに好みじゃなかったですが、こちらの「灰の月」の方が自分は好きです。 一見、惣一さんの変態ぶりが目立つんですが、読んでるうちに、嘉藤の方がちょっと壊れてる気がしてきました。 ものすごくエ...
木原作品の中でもメンタルがやられると評判のこちらをやっと読み始めました。 「月に笑う」はそんなに好みじゃなかったですが、こちらの「灰の月」の方が自分は好きです。 一見、惣一さんの変態ぶりが目立つんですが、読んでるうちに、嘉藤の方がちょっと壊れてる気がしてきました。 ものすごくエゴイストなんじゃないの?って(笑) 嘉藤の望みとは全く別ベクトルに惣一さんは、気を惹きたくてあれこれやらかしまくります。。 そんな惣一さんが可哀想で可愛い。 惣一さんはある意味ピュアすぎる。。 上巻は嘉藤が惣一さんと決別して終わります。 どんどんぐいぐい読ませる文章はほんとに凄いです! 「月に笑う」の番外編は本編を読み返してから読もうと思います。
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