大江戸監察医 講談社文庫

鈴木英治(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2019/02/15
• JAN: 9784065115107

商品レビュー

2023/09/30

図書館で借りて読みました。新刊を書店で見つけて買おうと思ったらシリーズ2作目だったので、まずは1作目を読んでからと。

相変わらず面白いストーリー展開。この作者の作品は安心して楽しめます。訳ありな主人公と若い娘の組み合わせなど、パターン化してる部分もありますが、それも含めて安定してる感じ。
良いところで終わったので、2作目を早く読まなくては。

2020/08/17

時代小説でありながら、「監察医」と、書かれている。
この時代、監察医が、、、、どんなふうに所見していたのだろうと、興味本位で、手に取った本である。

しかし、読み始めたら、止まらない。
主人公仁平が、底辺の生活をしているのに、、、何故か過去を語らない。

薄氷で、雪交じりの天気の中　河に身を浸しながらも、働く普請場、そして、仕事仲間の誘った賭場での逮捕で敏速寄せ場へ・・・・

底辺からのし上がれるのか？
そして、無宿人である事も、、、

そんな仁平の正体が、医療の事で、頭角を現していく。
しかし、驕らず、何事も控えめに、医療は、無料で、、、、

これは、シリーズ物・・・・
次回の発行は？と、思ってしまった位、のめり込めそうな展開である。

昔の医師は、免許など必要が無かったと、聞いている。
どれだけ、難病を治せるか？
ひと匙の薬が、生存と死の境目を示す。
そして、飲み合わせも、、、、
薬に取って反作用する場合あるのだから・・・・
それで、仁平は、人を助けられなかったのか？

仁平の過去は・・・・どの巻で、わかるのだろうと、、、思いながら、一気に読み終えた。

2020/03/06

鈴木英治待望の新シリーズ！
過去に人を死なせたことのある、元医者（？）の主人公は、全てを捨てて、江戸で人足仕事をしている。
ひょんなことから人足寄場行きに。
友人が病気を患い、薬を処方。
その効果で友人も助かる。
そこから新しい進路が広がるのだが。。。

年齢は三十代、医療の知識があり、腕にも覚えありの主人公が魅力的！