明夫と良二 講談社文芸文庫
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明夫と良二 講談社文芸文庫

庄野潤三(著者)

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明夫と良二 講談社文芸文庫

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2019/02/09
JAN 9784065147221

明夫と良二

¥990

商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2023/06/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

 9年前に崖の上に引っ越した井村一家。井村と細君、3人の子ども。5月に結婚する和子、4月から予備校の明夫、中3の良二。本書は明夫と良二を中心とした家族小説です。庄野潤三「明夫と良二」、1974.3刊行、2019.2文庫。

Posted by ブクログ

2021/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地元のアルバイトしていた書店の古本屋コーナーにあった。先生が解説を書いている!と思い、880円ですこし高いけど買った。 何回も声を出して笑ったなあ。明夫と良二のやり取りは兄と弟によくありそうな出来事ばかりなのに、つい笑ってしまう。ちょっかいをかける兄とそれに困る弟の姿をこんなに楽しく読ませることができるのすごい。今年読んだ小説のなかで三本の指に入るくらい好きだったかもしれない。 解説を早く読みたくて買ったところもあったのに、小説が好きすぎてむしろ落ち着いた気持ちで先生の解説を読めた。長女・夏子さんの文章も書かれていて、すごくよかった。

Posted by ブクログ

2021/03/21

「絵合せ」の続編的作品。長女の結婚式前後の家族の生活が、いつもの筆致で綴られる。『昭夫と良二』というタイトルが表すように、結婚という一大事よりも、兄弟のふざけ合いやけんか(といっても、いつも弟が一方的にやられるのだが)の話題が目立つ内容になっていて、この辺りにも、日常を描くことへ...

「絵合せ」の続編的作品。長女の結婚式前後の家族の生活が、いつもの筆致で綴られる。『昭夫と良二』というタイトルが表すように、結婚という一大事よりも、兄弟のふざけ合いやけんか(といっても、いつも弟が一方的にやられるのだが)の話題が目立つ内容になっていて、この辺りにも、日常を描くことへの作者のこだわりが感じられた。 もともと岩波書店の児童書シリーズの1冊とのことで、のちに少年文庫にも入っている。で、小学6年生以上を想定していることもあってか、文芸文庫版『絵合せ』収録の諸作品よりも、読みやすい。とはいえ、この淡々とした作品を当時の小中学生がどう受け止めていたのかを、知りたく思った。小学生の私には、読み通せなかったな、きっと…。

Posted by ブクログ