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子どものまちのつくり方 明石市の挑戦
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子どものまちのつくり方 明石市の挑戦

泉房穂(著者)

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子どものまちのつくり方 明石市の挑戦

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2019/02/11
JAN 9784750347882

子どものまちのつくり方 明石市の挑戦

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商品レビュー

4.8

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2023/02/13

「こどもを核としたまちづくり」 「やさしい社会を明石から」 の2つをスローガンに、明石のまちづくりに疾走した元明石市長が書いた本。 子ども医療費を所得制限なしで完全無料化 第二子以降の保育料完全無料化 離婚後の子ども養育支援 無戸籍者への支援 児童扶養手当を毎月支給 児童養護施...

「こどもを核としたまちづくり」 「やさしい社会を明石から」 の2つをスローガンに、明石のまちづくりに疾走した元明石市長が書いた本。 子ども医療費を所得制限なしで完全無料化 第二子以降の保育料完全無料化 離婚後の子ども養育支援 無戸籍者への支援 児童扶養手当を毎月支給 児童養護施設・児童相談所をまちなかに設立 これらのことを実施したことで、明石市は、定住人口・交流人口・出生数・税収入がV字回復した。 特に、子育て世帯の20~30世代の人口が流入したおかげで、経済活性化にも繋がっている。 関西圏で、学ぶ(大学)稼ぐ(企業)は周辺の大都市に任せて、「暮らすは明石市で」というメッセージを発信し続け、ようやく成果に結びついてきた。 当初は、子どもを中心に政策を進めてきたが、全ての人が暮らしやすいまちづくりを目指している市長は、障がい者、お年寄り、犯罪被害者、刑務所出所者の支援にも次々と乗り出している。 その信念となっているのは、一人も取りこぼしがない、100%の市民が安心安全に暮らしていけるまちづくりを目指していること。 有言実行のそのブレない姿勢は素晴らしい。 ここにたどり着くまで数々の困難もあったと思うけど、今や日本中が注目している。 従来の国、都道府県にべったりの市町村行政から一線を画して、自立した、そのまちにしかできない、まちづくりを目指しているところが斬新。 やろうと思ってもなかなか出来ることでない。 日本中の各市町村も、早くこのモデルにならってほしいと願う。 パワハラにより辞職されたのが本当に残念。 やはり決断力も実行力もある人というのは、エネルギーが強いから、怒りのエネルギーも強くなってしまうのだろうか。

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2022/08/23

所得制限撤廃は理想ではあるけど財源が…と安易に思ってしまうが、スクラップ&ビルドを徹底し、必要な施策に予算を充てている自治体があるとは…。しかも、それをトップ主導でやれているのが羨ましい。トップが変わらなければ無理。という悲しい事は言いたくないし諦めたくないけど、実際ここ...

所得制限撤廃は理想ではあるけど財源が…と安易に思ってしまうが、スクラップ&ビルドを徹底し、必要な施策に予算を充てている自治体があるとは…。しかも、それをトップ主導でやれているのが羨ましい。トップが変わらなければ無理。という悲しい事は言いたくないし諦めたくないけど、実際ここまで熱い思いを持って動ける首長はどれだけいるのだろうか…。

Posted by ブクログ

2021/08/30

泉市長の実践。読もうと思ったきっかけは、明石市では離婚後の養育費の支払いに関し、子どもに確実に支払われるよう独自の取組みをしている(払われない場合に市が立替え払いをして、その後市が支払い義務者に請求するという取組み)と知ったためでしたが、くしくも、最近感銘を受けた井手英策さんの持...

泉市長の実践。読もうと思ったきっかけは、明石市では離婚後の養育費の支払いに関し、子どもに確実に支払われるよう独自の取組みをしている(払われない場合に市が立替え払いをして、その後市が支払い義務者に請求するという取組み)と知ったためでしたが、くしくも、最近感銘を受けた井手英策さんの持論と共通点が多く、この本の最後には対談も掲載されていて驚きました。 市の立替え払いの仕組みは、犯罪被害者の損害賠償請求権にも行っているそうです。300万円を上限に立替支援金として支給して加害者から求償するという制度です。 所得制限をかけると大多数の中間層の反発で理解を得られない、分断を生むから、所得制限はつけない。現金給付ではなく、意図した使い道に確実に使われる、現物給付。このあたりは、井手さんの考えに相当近いです。 珍しいところでは「本」を大変重視しており、駅前の一等地につくった施設に、図書館と大型書店を両方入れるなど。 企業誘致や産業振興をしたところで効果はたかが知れている、公共事業より人が集まることで生まれる需要による民間事業で潤うことはできる、と予算にプライオリティをつけて、子どもに、困っている人に、重点的に予算を配分して政策を行っていく。凝り固まっている予算配分を、福祉へ重点的に移行させる、変動が非常に困難だろうと想像するところですが、最初は何とか勢いつけて実施にもっていって、ついていくる結果で説得する。 報道レベルでしか知りませんが、泉市長はこういうように、結構直感的に「これが重要だ」というところをグイグイやっていく方法で、これまで成功している人だと思います。(とはいえ最初の5年間は相当しんどく、次第に成果がリアリティをもって受け取られはじめた、といいます) 「子どもに優しい街」からはじめ、今は「誰もがどこかで何かしらの恩恵を受けられる」というパッケージ化した施策に移行しているとのことです。井手さんの考えを、実際にこんなふうに実行に移すこともできるのだ、と希望を持てました。

Posted by ブクログ

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