おいしいベランダ。 スミレと6粒のチョコレート 富士見L文庫

竹岡葉月(著者), おかざきおか

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2019/02/15
• JAN: 9784040729831

商品レビュー

2025/02/24

「まもり、師走に師の影を踏んづける。」
直接呼び出すのではなく。
こんな騙し討ちのようなことをする時点でどうかと思うが、一度してもらったことで味をしめてしまったのだろうな。

「まもり、アオハルの味はどんな味。」
数年振りの再会と謝罪は。
いろんな壁があるからこそ好青年を演じていた訳だが、逆に不信感を抱かせていた原因なのだからバレてよかったな。

「まもり、あなたの幸せがわたしの幸せ。」
だんだん苦しくなってく。
男女の仲になっていないと何度言われたとしても、自分の知らない顔や常に傍にいる姿を見ていたら嫌になるだろう。

「まもり、今日はお祝いの品を買いに行く。」
選択肢は二つではなくて。
二人で真剣に話し合った結果とはいえ、こんな選択肢もありなのかと報告を受けた側としては嬉しいことだったろう。

2024/01/25

シリーズ第6巻も安定の美味しさでした(笑。『長いもの豚肉巻き、ハチミツレモンソース』亜潟さんとまもりが一緒に作る過程の描写はリアリティさがありますね。抜粋しますと“葉二は豚肉巻き長いもをひっくり返して煮からめていく”、”照りのいい飴色に染まっていく“という文章だけでもう、タレの香ばしい匂いを脳内で感じてしまいます。亜潟さんとまもりの恋はゆっくり進展していく過程も楽しめますし、料理や美味しいもの好きでしたら読了後はお腹が空いて作りたくなるかもしれません…おすすめです。

2024/01/17

シリーズ6作目。今回はまもりと友人湊や昔の友人との話が中心。昔の友人と些細なことからずっとわだかまりを持っていた２人の誤解がとけていく話。人と人との付き合いは本当に難しい。そして相変わらず出てくる野菜いっぱいの食事は美味しそう。