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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2019/02/01 |
JAN | 9784794970756 |
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
温故知新とは言うけれど。 自伝書から令和時代の一歩目に繋がる気づきを見つけ出すのは無理だった。お話ししてみたいが読むのはきつかったです。すみません。
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思いのほか、著者の個人史的な部分が多いので、最初は戸惑いもありましたが、電子出版の黎明期に国内でこんなに魅力的な企画をやっていた人がいたとは驚きでした。 映像の分野から出版にやってきた方というのもあって、本の定義がかなり柔軟な捉え方に感じます。出版業界はデジタルに対して、自分たち...
思いのほか、著者の個人史的な部分が多いので、最初は戸惑いもありましたが、電子出版の黎明期に国内でこんなに魅力的な企画をやっていた人がいたとは驚きでした。 映像の分野から出版にやってきた方というのもあって、本の定義がかなり柔軟な捉え方に感じます。出版業界はデジタルに対して、自分たちの利益ばかりを主張する保守的な姿勢ではなく、本を公共財として考える必要があるという苦言を呈されています。
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電子書籍の黎明期に活躍した著者の経験に基づく様々なエピソードが詰まった一書である。電子書籍がコンピュータの進歩と密接な関係があるのは容易に想像できるが、まず本を電子版にすることで何ができるのかをゼロから作り上げていく話が面白い。私も多くの書籍を今は電子版で読んでいるが、最初の頃...
電子書籍の黎明期に活躍した著者の経験に基づく様々なエピソードが詰まった一書である。電子書籍がコンピュータの進歩と密接な関係があるのは容易に想像できるが、まず本を電子版にすることで何ができるのかをゼロから作り上げていく話が面白い。私も多くの書籍を今は電子版で読んでいるが、最初の頃はかなり抵抗があった。紙でなければ本ではないという感傷的な思いと、スクリーンに映してしまうと書籍としてのメッセージの力が減退してしまうという無根拠の思い込みがあった。その多くは私の中では解消している。 ただ、本が綴じられた紙の束として他と独立して存在しているという事実は、電子書籍の時代になって大きく変わったことは事実だ。電子書籍にはリンクを通して他の情報源にジャンプすることができるという点において他とつながっている。ただ、電子書籍としての領域は持っており、知識や経験の蓄積はその中に確かにある。ネット上に散在する情報と異なるのはあくまで一つの作品としての世界を持っていることである。 電子書籍は自らの世界を確保しながらも、他とのつながりも仕組まれているという点において新たなメディアとして存在できたのである。これを立ち上げた人々の試行錯誤が本書には紹介されている。そして、これらの行為に敬意を表したくなるのである。
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