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現代日本の公務員人事 政治・行政改革は人事システムをどう変えたか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 第一法規出版 |
発売年月日 | 2019/01/17 |
JAN | 9784474065895 |
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現代日本の公務員人事
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
自分にピンポイントに当てはまるものが取り上げられているということはないが、国の指定職から自治体の非常勤職員までの幅広い人事行政について、成り立ちや仕組みがわかってよかった。 人事はこういうロジックで動いていくというのは、組織人としては知っておいて損はない。
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2020.3.8。4月に借りたものの敷居が高そう!と思い手を付けていませんでしたが、もうすぐ人事に携わって1年という事で、今年度の振り返りの一環として読みました。 早稲田大学教授・稲継裕昭氏の還暦記念として、氏にゆかりのある研究者が行った共同研究の成果として出版された本書。199...
2020.3.8。4月に借りたものの敷居が高そう!と思い手を付けていませんでしたが、もうすぐ人事に携わって1年という事で、今年度の振り返りの一環として読みました。 早稲田大学教授・稲継裕昭氏の還暦記念として、氏にゆかりのある研究者が行った共同研究の成果として出版された本書。1990年代以降の公務員人事の変化について、国家公務員編と地方公務員編、合わせて11の章にまとめられています。 雑感としてはやはり今の自分にはレベルが高い読み物だという感想が1番大きいですが、それでも1年間仕事をしてきた分、興味を持って読み進め、飽きずに完走できました。 特に地方公務員編については、仕事に役立つ情報も多く読んで良かったと思えています。災害時の職員派遣や非常勤職員についても言及されており、なかなか興味深いものです。 また、異動、昇任などについては、人事担当者でなくとも興味がある分野だと思うので、そこだけでも読んでみると面白いと思いました。 まだまだ知らなくてはならない事が多くある事も改めて確認できたので、引き続きOFF-JTにも注力していかなければと、気が引き締まりました。
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本書は、公務員人事の実証的研究の第一人者である稲継裕昭早稲田大学教授の還暦を記念し、稲継教授にゆかりのある研究者が行った、1990年代からの様々な制度改革を経験した日本の公務員人事システムがどのように「変化」したかを多角的に捉えることを目的とした共同研究の成果である。国家公務員だ...
本書は、公務員人事の実証的研究の第一人者である稲継裕昭早稲田大学教授の還暦を記念し、稲継教授にゆかりのある研究者が行った、1990年代からの様々な制度改革を経験した日本の公務員人事システムがどのように「変化」したかを多角的に捉えることを目的とした共同研究の成果である。国家公務員だけでなく地方公務員の人事システムについても議論の射程に含め、当該システムの変化を、採用、昇進・移動管理、出向・派遣、さらには特別職人事や臨時・非常勤職員の活用といった様々な観点から説明し、さらに変化の波を経て浮き彫りとなった公務員人事の課題や将来展望についても論じている。 掲載されている各論文は、それぞれで出来に濃淡はありつつも、いずれも公務員人事を考える上で有意義な研究だと感じた。 特に、河合晃一「官僚人事システムの変化と実態」、竹内直人「遅い昇進の中の隠れた早い選抜―自治体ホワイトカラーの昇進パターンと組織の機能―」という2論文が非常に興味深かった。 河合晃一「官僚人事システムの変化と実態」は、キャリア自治官僚の人事データを用いた分析により、一連の公務員制度改革を経ても、「遅い昇進システム」や「キャリアパスの制度化」といった日本の官僚人事システムの特徴に大きな変化は生じてないことを明らかにしている。 竹内直人「遅い昇進の中の隠れた早い選抜―自治体ホワイトカラーの昇進パターンと組織の機能―」は、4県の人事異動パターンを分析し、採用後早い段階で人事課、財政課を経験した職員の多くが最終的に部長級まで昇進すること、すなわち遅い昇進の中で隠れた早い選抜が行われていることを確認した上で、人事課や財政課を経験した職員は、「誰が何を知っているか」というメタ知識の担い手として組織に貢献しており、昇進はその反映であることを指摘している。
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