終点は東京。 アイズC.Bloom

はやりやまい(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2019/01/25
• JAN: 9784834264326

商品レビュー

2021/02/11

マイペースな黒髪メガネエンジニア×神経質美形リーマン

人間の面倒くさいゴチャゴチャした感情をゆっくりと描いてくれている作品です。私は、人間のそうした細やかな感情の機微がとても好きなので、はやりやまい先生の描くそうした空気感がぴったりとはまりました！
好きだから、大事だから、だから別れる。一見なんじゃそりゃ…という感情ですか、このもやもやわかりにくいけどわかる感情を上手に表現してくれました！
紆余曲折ありながらも、二人がハッピーに終わって嬉しかったです。同人誌の方も読みたいと思います！

2020/12/27

穂村の表情と帯の組み合わせがエモ〜いッ！この物語何が重たいって、穂村にとってふたりで行く最後の旅だから！果たして東京へ帰るまでの間に、穂村は前でも後ろでもない隣の高瀬と一緒に答えを見つけ出すことができるのか！？聖地巡礼もしたくなる！

2019/06/27

高校の元同級生だった、ノンケのマイペースなエンジニア×ゲイを隠している神経質なリーマンの再会BLのその後。
※何かの続編とかではないです。

23で再会、25で友達をやめ、30の節目を前に受けが今後を憂い関係を終えようとする話です。
穂村はゲイを隠したいというよりも自身の性的嗜好に否定的なため、マイペースさがドライにも見える高瀬の割りと見え隠れしているわかり易めの愛情に疎いのかもしれないですね……。疎いというか、喜ぶ自分ごと否定してしまうというか。面倒くさくて仕方ないんですが、高瀬がそれを可愛いと思っているようなので何やかんやいいカップルなんだろうと察せられる。
湿っぽいし勝手に自棄っぱちだけど、要は両想いだし、元々普通に仲いい友達だし、いい塩梅のカップルなんですよ……面倒くさいだけで。
とおして憂鬱な話のはずなのに、自然に振る舞っているぎこちなさが可愛く、あと個人的には三話の終わりがすごくすきです。高瀬のめちゃくちゃ分かりづらい愛。