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まなざしが出会う場所へ 越境する写真家として生きる
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新泉社 |
発売年月日 | 2019/01/16 |
JAN | 9784787719010 |
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商品レビュー
4.7
6件のお客様レビュー
写真を撮るというのは、見つめてしまったから撮るというよりも、むしろ被写体の人達からつよい熱量で見つめられてしまったから…と思いました。
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紛争・貧困・飢餓・災害。それらを理屈や数字でわかったつもりになることを、強く戒められる。著者が現場で発する煩悶の言葉には、その力がある。気負った物言いが結構あるが、そのぐらいの気負いがなければ、そのぐらいの覚悟がなければ、本書で紹介されているようなタフな現場に入っていき、それにき...
紛争・貧困・飢餓・災害。それらを理屈や数字でわかったつもりになることを、強く戒められる。著者が現場で発する煩悶の言葉には、その力がある。気負った物言いが結構あるが、そのぐらいの気負いがなければ、そのぐらいの覚悟がなければ、本書で紹介されているようなタフな現場に入っていき、それにきちんと向き合っていくことはできないだろう。
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渋谷敦志(1975年~)氏は、立命館大卒、アジアプレス・インターナショナル所属のフォトジャーナリスト。1999年、MSF(国境なき医師団)主催のフォトジャーナリスト賞受賞。 本書は、エチオピア、アンゴラ、カンボジア、ミャンマー、福島のほか、インドネシア、東ティモール、ルワンダ、バ...
渋谷敦志(1975年~)氏は、立命館大卒、アジアプレス・インターナショナル所属のフォトジャーナリスト。1999年、MSF(国境なき医師団)主催のフォトジャーナリスト賞受賞。 本書は、エチオピア、アンゴラ、カンボジア、ミャンマー、福島のほか、インドネシア、東ティモール、ルワンダ、バングラデシュ、ウガンダ、パキスタン、ソマリア、南スーダン、南アフリカなどの、難民キャンプ、被災地を取材したルポルタージュであるが、それに加えて、著者が高校時代に故・一ノ瀬泰造の『地雷を踏んだらサヨウナラ』を読んで写真家になることを決心してから、自問し続けてきた「(難民キャンプや被災地の人びとにカメラを向ける)自分は何者なのか?」という問いに対する、心の葛藤・変化を赤裸々に綴っている点において、他のフォトジャーナリストによる著作と大きく異なっている。そして、後者の部分は、強く心に響き、(幸いにも紛争や災害の影響を受けていない私のような)読者に対しても、「自分は何者なのか?」を否応なく考えさせるのである。 著者は冒頭でこう語るのだ。「戦争、飢饉、貧困、災害・・・。悲しいことだが、この世界にはまさに今この瞬間も、文字通りの生き地獄を生きている人々が大勢いる。自分の置かれた境遇からかけ離れた現実を生きるそんな「だれか」のもとにカメラを持っておもむき、耳を傾け、応答し、相手について少しでもわかろうとする。でもそのたびに突きつけられるのは、その「だれか」と行きずりの写真家である「わたし」とのあいだには目には見えない境界線がある、という厳然とした事実だ。それを克服しようとしてファインダーを覗き込み、相手のまなざしと向きあおうとするのだが、それでも「だれか」の痛みを「わたし」の痛みとして感受することはできないし、「だれか」の悲しみをその人の身代わりに背負うこともできない。・・・「わたし」が「だれか」になれない以上、お互いの心はどこまで行っても交差することなく、わかりあえないことに苦悩しながら、永遠に境界線上をさまよい続ける他ないのではないかと不安になる。」と。 しかし、30年間に亘り、様々な現場で、「だれか」である「あなた」と何度も何度も向かい合うことにより、「「あなた」の側から送られてくるまなざしに応えて、そこに自分自身の「生きる」を解き放てば、それまで知ることも気づくこともなかった世界との共振・共鳴が起きる。そんな「共にいられる世界」のリアリティを、写真を通じて一徹に探究してきたのだと、ようやく合点したのだった。」と結んでいるのだ。 本書において著者は、“写真”を通して他者との関わりを突き詰めていったが、このテーマは、そのまま、我々と他者の“対話”に置き換えられるものである。 「不寛容」が世界を席巻する今こそ、他者とつながる道につねに自分を開いておくことの大切さを問う本書の価値は大きいものと思う。 (2020年3月了)
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