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おやすみの歌が消えて
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おやすみの歌が消えて

リアノン・ネイヴィン(著者), 越前敏弥(訳者)

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おやすみの歌が消えて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2019/01/04
JAN 9784087734959

おやすみの歌が消えて

¥220

商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

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2024/04/18

主人公ザック(6歳)の通う学校に銃撃犯人が現れて銃を乱射し、ザックの兄アンディ(10歳)が亡くなった。残されたザックはPTSDの症状に戸惑いつつ、6歳なりのやり方で最善の道を探し、悲しみと混乱のうちにあった両親と、銃撃犯の父親(もとは小学校の事務員)の心を救う話。 自分の気持ちを...

主人公ザック(6歳)の通う学校に銃撃犯人が現れて銃を乱射し、ザックの兄アンディ(10歳)が亡くなった。残されたザックはPTSDの症状に戸惑いつつ、6歳なりのやり方で最善の道を探し、悲しみと混乱のうちにあった両親と、銃撃犯の父親(もとは小学校の事務員)の心を救う話。 自分の気持ちを色で表して分析し、兄の写真を見て生前は意地悪だと思っていた兄の本当の気持ちに思いを馳せ、愛読している童話シリーズに着想を得て家族が再び幸せになるためのアクションを起こし、銃撃犯の父親の悲しみに寄り添う…って天使か?天使なのか?!とツッコミながら感動のフィナーレ。おやすみの歌を歌ってくれなくなって、棒でつつかれたヘビみたいで魔女みたいに笑ってたママが元のママに戻って来た時、嬉しくて泣きそうになりました。 大人たちは気狂いのようになってたけど、ザック、良く頑張ったね。すごいよ、ザック。

Posted by ブクログ

2024/03/14

BOOKMARKの本を読もう第6弾。 原題は"ONLY CHILD"、初出は2018年。 越前敏弥訳。 そろそろ越前敏弥さんの本が30冊くらいになるかもしれない。 この訳もとても素晴らしかった。 全編通しての語り手は6歳の男の子。日本でいうと小学1年生だろう...

BOOKMARKの本を読もう第6弾。 原題は"ONLY CHILD"、初出は2018年。 越前敏弥訳。 そろそろ越前敏弥さんの本が30冊くらいになるかもしれない。 この訳もとても素晴らしかった。 全編通しての語り手は6歳の男の子。日本でいうと小学1年生だろうか。訳は彼の話し言葉として易しく書かれているのだが、それだけに子供の心、恐怖やトラウマ、悲しみや怒りが近くに感じられて、何度も涙が。。 小学生三年生までの漢字を原則としたらしいので、最初は読みにくいところもあるけど、そのうち気にならなくなる。 舞台はアメリカ。 ザックが兄のアンディと通う小学校で、突如「パンパンパン」という音が鳴る。ザックたちは先生と一緒にクローゼットに隠れて息を潜める。ザックは何だかゲームの音みたいだと感じていて、サイレンや飛び散る血にただ事ではない気配は感じるが、まだ正確には理解しないまま、教会に避難する。 避難してしばらくしてから、銃を持った男が侵入して、無作為に発砲し、子供ら含めて19人が亡くなったこと、そして兄のアンディがその中に含まれていることを知る。犯人は、ザックの「親友」でもある守衛のチャーリーの息子だった。 ザックの一家は悲しみに包まれ、生活は一変する。母は怒りと悲しみで我を忘れて犯人の両親を責め続ける。父はある秘密を抱えているし、アンディの死を受け止めるのに精一杯。2人ともザックに寄り添う余裕はない。ザックは悪夢でおねしょを繰り返すようになり、学校にもなかなかいくことができない。家族はバラバラになっていく。 母は「おやすみの歌」をもう歌ってくれないし、父は家を出るという。 ひとりになったザックは、大好きな本の『マジック・ツリー・ハウス』から、家族が幸せになるための秘訣を実践していこうとする。 自らも深いトラウマを負いながら、両親とまた一緒前みたいな生活がしたいというザックの気持ちの強さと行動力、家族を思う気持ちに涙、涙。 他方で、次第に行動が過激になっていく母の気持ちもわかるなぁって。 何かしたいんじゃない、責任をとってほしいんじゃない、何かせずにはいられないだけ。ただ、アンディに会いたいだけ。子供を突然失った悲しみの深さがひしひしと伝わり、慟哭の声が聞こえてくる。 アメリカで多発する銃の乱射事件。 ザックは銃がおかしいんだということは言わないけれど、本書が言いたかったのはきっとそのこと。罪のない子供たちが銃で殺されるような事件は、もう起きてほしくない。

Posted by ブクログ

2024/01/20

実の兄が母校の銃乱射事件で亡くなり犯人は知人。しかし6歳。「悲しみが」「喪失感が」そんなん味わってる暇はない。ほぼ大人の庇護がないと生きていけない、通常でもそうなのに、阿鼻叫喚の両親と行動と発言に振り回されまくり、とりあえず「いつもどおりに戻りたい」。子供というのは個人個人ゆっく...

実の兄が母校の銃乱射事件で亡くなり犯人は知人。しかし6歳。「悲しみが」「喪失感が」そんなん味わってる暇はない。ほぼ大人の庇護がないと生きていけない、通常でもそうなのに、阿鼻叫喚の両親と行動と発言に振り回されまくり、とりあえず「いつもどおりに戻りたい」。子供というのは個人個人ゆっくり物事を乗り越えていくものであって、両親が若かったりした場合、結果がすぐに出なかったりすると「長い目で見る」という行動ができにくい。難しいことかと思うが、子供のうちに年上の若者や年配の人との触れ合いが人を大きくするように思う。

Posted by ブクログ

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