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日本進化論 SB新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
発売年月日 | 2019/01/08 |
JAN | 9784797399868 |
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商品レビュー
3.7
96件のお客様レビュー
教育というテーマについて思うところは、現場で指導している立場から言えば、大人の学校に対するイメージは子ども時代のままで止まっているのだろうなと思うばかりである。このような大人は保護者の中にも多いのだろうなと思った。 教師が昭和的な教育観から抜け出せてないというよりも、世の中の大人...
教育というテーマについて思うところは、現場で指導している立場から言えば、大人の学校に対するイメージは子ども時代のままで止まっているのだろうなと思うばかりである。このような大人は保護者の中にも多いのだろうなと思った。 教師が昭和的な教育観から抜け出せてないというよりも、世の中の大人や保護者の方が昭和的な教育観から抜け出せていないので、点数だったり知識を求める教育を学校に求めているように思える。
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テクノロジーを駆使することで、人口減少に伴う労働力問題を改善することができるという見通しには、賛成だ。だけど、それで未来が明るくなるという気はしない。 多くの人間が「ベーシックインカム+AI」という業態に移行した未来がくる。その時、ポケモンGOで遊ぶようにスマホをタッチするだけの...
テクノロジーを駆使することで、人口減少に伴う労働力問題を改善することができるという見通しには、賛成だ。だけど、それで未来が明るくなるという気はしない。 多くの人間が「ベーシックインカム+AI」という業態に移行した未来がくる。その時、ポケモンGOで遊ぶようにスマホをタッチするだけの「仕事」をする人を「社会人」と呼べる気がしないのは、僕の頭が硬いからだろうか。 AIに代行できる仕事はAIに任せることで、人は、人が本当に関わるべき分野にだけ関わることができる。計算上はその通りだが、その「人が本当に関わるべき分野」で役に立てる人間を、僕らは果たしてどれだけ育てることができるだろうか。
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落合陽一(1987年~)氏は、筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒、東大大学院学際情報学府学際情報学専攻博士課程修了のメディア・アーティストで、筑波大学図書館情報メディア系准教授、オンラインサロン主宰者。ワールドテクノロジーアワード(ITハード部門)受賞(2015年)、欧州最大...
落合陽一(1987年~)氏は、筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒、東大大学院学際情報学府学際情報学専攻博士課程修了のメディア・アーティストで、筑波大学図書館情報メディア系准教授、オンラインサロン主宰者。ワールドテクノロジーアワード(ITハード部門)受賞(2015年)、欧州最大のVRの祭典Laval VirtualのAwardを連続受賞(2014~17年)など数々の受賞歴あり、BBC、CNN、ロイター、フランス国営放送ほか世界中のメディアにも取り上げられている。 私は50歳を超えており、若い頃に国際ジャーナリストである落合信彦氏のノンフィクション作品、小説を好んで読んでいたこともあり、陽一氏が注目され始めた頃は、信彦氏の息子という存在で見ていたのだが、近年、NHKほかのメディアでもMC・解説者として見ることが格段に増え、その基本的なスタンスや考え方を知りたいと思い、本書を手に取った。(陽一氏の活躍する広いフィールドを考えると、“著書”を読むことによって、それらがどこまでわかるか疑問ではあるが) 本書は、2018年に小泉進次郎・衆議院議員と共同企画で開催された「平成最後の夏期講習(社会科編)―人生100年時代の社会保障とPoliTech」というニコニコ動画の番組をベースに、陽一氏が考えたことや、各テーマに関する第一人者たちが展開した議論をまとめたものである。尚、テーマは、「働くことの価値観」、「超高齢化社会」、「子育て」、「教育」、「社会保障費」、「スポーツと健康」という、今の日本が抱える6つの社会問題で、それらを解決するための政策を、主にテクノロジーの面から考えている。(「PoliTech」とは、まさにPoliticsとTechnologyを掛け合わせた造語である) それぞれのテーマについて、ポイントをラフにまとめると以下である。 ◆テクノロジーの進歩は、①仕事のAI化、②事業のプラットフォーム化、③インフラの再活用、により、「限界費用ゼロ化」のパラダイム・シフトを促す。 ◆①限界費用ゼロ化、②インフラ撤退社会、③ダイバーシティの実現、により、我々の働き方は、「AI+ベンチャーキャピタル」的な働き方(ビジョンを作り、それをアクションに落とし込む仕事。難易度高い)と「AI+ベーシックインカム」的な働き方(そのアクションを実行する仕事。難易度低い)とに二分される。 ◆高齢社会の問題は、テクノロジーの活用(高齢で低下した認知能力・身体能力の補完)とコンパクトシティ化で解決できる。 ◆現代の子育て問題の原因は、地域型コミュニティの衰退であり、ITインフラを活用して、相互交流サービスや町内会的コミュニティを整備することが有効。 ◆従来の日本の詰込み型教育は時代の変化に対応できておらず、今後は、Ph.D型教育(問題を自ら設定して、その解決法を考えるタイプの教育)、及び「人生100年時代」に向けたリカレント教育が求められる。 ◆社会保障の議論の根底には、その財源の問題があるが、ICTテクノロジーの活用による歳出の抑制、産業構造転換(第二次産業から第三次産業へ)による歳入の増加を図るべき。 ◆Well-beingを高めていくためにはスポーツコミュニティの整備が有効だが、そのためには、公共の場を活用するための制度設計や、スポーツの楽しみ方の幅を拡張するテクノロジーの導入がカギ。 そして、陽一氏は、これらのPoliTechを推進していくためには、日本全体にはびこる閉鎖的で後進的なマインドセットを変えていかなくてはならず、そのために、個々人が、今までの常識+固定観念にとらわれない柔軟でフラットな視点を持つ必要がある、と結んでいる。 読み終えてみて、具体的な内容にはさほど驚くようなものはなかったのだが、強く感じたことのひとつ目は、本書出版以降、全く予期することなく訪れたコロナ禍により、一部の分野ではテクノロジー化が否応なく進んだ流れを活かす必要があることであり、もうひとつは、年齢やこれまでの経験から、何事に関してもアナログな発想になりがちな、自らのマインドセット自体を変えるように、また、劇的に変えることは難しいとしても、ゆめゆめ、最新テクノロジーを使いこなそうとする若手世代を邪魔することがないように、心掛けねばということであった。 (2022年9月了)
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