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地方交付税を考える 制度への理解と財政運営の視点
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ぎょうせい |
発売年月日 | 2018/12/01 |
JAN | 9784324105818 |
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地方交付税を考える
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元総務事務次官(出版時は消防庁長官)が地方財政の要である地方交付税についてその制度を紹介する。実務家だけあって制度について詳しく書いてあるが、説明の順序はこの通りが良かったのかは疑問。 地方交付税についてその存在は知っていたが、改めて学んだのは以下の点(いずれも専門家には基本事項...
元総務事務次官(出版時は消防庁長官)が地方財政の要である地方交付税についてその制度を紹介する。実務家だけあって制度について詳しく書いてあるが、説明の順序はこの通りが良かったのかは疑問。 地方交付税についてその存在は知っていたが、改めて学んだのは以下の点(いずれも専門家には基本事項なのかもしれないが)。 ・地方交付税は、主要な税目について地方の取り分を定めたもの。 ・今の財政状況では必要としている地方側の支出で交付税が全て賄えないため、臨時財政対策債という赤字地方債の発行枠が割り当てられる(交付税の交付団体は赤字地方債の発行義務を負うような形になる)。 ・地方側の収入のうち25%は留保財源として裁量広く使えるような制度となっている。 ・全体の交付税総額が先に決まってしまうため、不交付団体がいる中で機械的に交付税額を配分すると、交付団体に必要額が配分されないことになる。それを解消する制度として水準超経費というものがある。 本書はあくまで総務官僚としての立場で地方交付税制度を論じたもので、財源調整・財源保証としての必要性を述べている箇所が多いが、例えば国の財政を預かる財務省からすれば別の見方があるように思えた。
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地方財政担当者の必携図書! 総務省交付税課はじめ自治財政の根幹というべきポストを歴任した黒田事務次官(2020現在)の手により、複雑難解な地方交付税制度がとてもわかりやすく解説されていて、交付税の成り立ち・制度趣旨から財政運営上の課題や論点まで、ここまで平易に、かつ実務レベルまで...
地方財政担当者の必携図書! 総務省交付税課はじめ自治財政の根幹というべきポストを歴任した黒田事務次官(2020現在)の手により、複雑難解な地方交付税制度がとてもわかりやすく解説されていて、交付税の成り立ち・制度趣旨から財政運営上の課題や論点まで、ここまで平易に、かつ実務レベルまで細微に書かれたものは、本書において他に無いと思います。
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総務官僚として長らく(地方)交付税制度に関わってきたエキスパートである著者が、体験論的に、交付税制度を理解していく過程で生じる疑問や論点についての考え方を「総額」「算定」「総額と算定の関係」「(確保された総額を複雑な算定によって配分するという制度の)仕組み」という4つに分けて整理...
総務官僚として長らく(地方)交付税制度に関わってきたエキスパートである著者が、体験論的に、交付税制度を理解していく過程で生じる疑問や論点についての考え方を「総額」「算定」「総額と算定の関係」「(確保された総額を複雑な算定によって配分するという制度の)仕組み」という4つに分けて整理するとともに、交付税制度への理解から導き出される地方自治体の財政運営に必要な視点を整理している。 制度設計者・制度運営者の立場からの交付税制度の理念・思想というものを深く理解できる内容となっている。また、地方自治体のよりよい財政運営のために求められるマインドについての指摘も、「「誰かがいっているから」のみでは不十分。大切なのは自らの判断基準の確立」、「制度に精通しつつ、よりより精度を模索する姿勢」、「政策に求められる論理的妥当性と結果妥当性」などもっともなものばかりで、地方自治体の財政担当者にとって非常に有意義な中身であると感じた。
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