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泥沼スクリーン これまで観てきた映画のこと
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/12/12 |
JAN | 9784163909462 |
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
春日太一という人は町山さんのラジオで一度話を聞いたことがあり以前から興味を持っていて、その流れで図書館で借りてきた。 が、目次をパラパラ見てがっかり。ほとんど邦画。自分は邦画が嫌いなので読まずに返却しようかなと思ったけど折角なので読んでみた。 しかし予想に反してどはまり。 中には...
春日太一という人は町山さんのラジオで一度話を聞いたことがあり以前から興味を持っていて、その流れで図書館で借りてきた。 が、目次をパラパラ見てがっかり。ほとんど邦画。自分は邦画が嫌いなので読まずに返却しようかなと思ったけど折角なので読んでみた。 しかし予想に反してどはまり。 中には中古で5000~6000円するけどそれでも観たいと思う作品も。 邦画の見方、楽しさのようなものを教わった気がする。 でも最後の対談集は、正直不要だったんじゃないのかな。
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『週刊文春』に掲載された300超の日本映画のコラムの中からセレクトされた93本と、書き下ろしの洋画編5本、ライムスター宇多丸さんとの対談からなる1冊。 正直なところ、私は映画評論家によるかっちりとした評論がどちらかといえば苦手であり、何が苦手なのかと考えると、評論とはなんぞ...
『週刊文春』に掲載された300超の日本映画のコラムの中からセレクトされた93本と、書き下ろしの洋画編5本、ライムスター宇多丸さんとの対談からなる1冊。 正直なところ、私は映画評論家によるかっちりとした評論がどちらかといえば苦手であり、何が苦手なのかと考えると、評論とはなんぞや、どんな人がどの位の目線で語るのか、から始まって考えが纏まらず、結局は気持ち悪いとか表現がまどろっこしくて不快とか、熱い思いが伝わってきたから何がなんでも観たくなったとか、個人の自由な主観で受け止めて良いもの、として捉えることにしている。 で、立派で詳しい解説や評論も、あまりにも語っている人の人物像や癖とか人が見えてこない文章には、気味の悪さを感じてしまうことに気づいた。 作品について書かれたものはいろいろとあり、作品の裏話だったり、違う目線を提示してくれる文章に出合うと楽しい。小難しい話や文体でなく、楽しくするすると読める映画レビュー本。この本は、まさにそんな感じ。 プロの文筆業の方をこう評するのはおこがましいけれど、抜け感といい情報のバランスといい絶妙でいちいち上手いな、と思った。計算された、巧みなとっつきやすさ。 とりあげられている日本映画は、観たことがない作品がほとんどだけれど、片っ端から観てみたくなった。確かに昔の日本の映画には、とてつもなく熱い作品が多かった。あの時代ならではかもしれないけれど、人間くさい業とか欲とか情念とか、どこか振りきれていた。綺麗で美しく整ったスタイリッシュなものばかり観ていると物足りなくなる何かが昔の日本映画にはあったなぁ、と懐かしく思った。 時々出てきた観たことがある作品について書かれた回も面白かった。 私もあの女優さんは苦手だなとか、この作品には圧倒されたなとか、『敦煌』映画館に観に行って良かったなとか、若い頃に初めて観た『八つ墓村』は落武者の生首のインパクトが一番強烈で、村人を殺してまわる要蔵よりも洞窟の中で辰弥を追いかける美也子が最高に怖かったな、とかいろいろと懐かしいからこの本オススメです。
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著者のトークイベントで購入。 時代劇研究家である著者が、自らの映画遍歴(「泥沼」体験)を語るエッセイ。週刊文春のコラムが元になっている。この手のコラムは往々にしてセンチメンタルな自分語りになりがちだが、本著は研究者らしくあくまでもドライな文体だ。その中で、作品への熱い思いがかいま...
著者のトークイベントで購入。 時代劇研究家である著者が、自らの映画遍歴(「泥沼」体験)を語るエッセイ。週刊文春のコラムが元になっている。この手のコラムは往々にしてセンチメンタルな自分語りになりがちだが、本著は研究者らしくあくまでもドライな文体だ。その中で、作品への熱い思いがかいま見えるのがおもしろい。また、著者と自分が同じ歳なので、同世代人の記録として共感する部分も多かった。 文末のライムスター宇多丸との対談では、「映画ファン」である自分と「映画の有識者」である自分の葛藤や、読者・リスナーとの距離感の話が興味深い。 本職である時代劇研究の取材の裏話も豊富。ラジオを中心とした著者の語り仕事しか知らない人がこれを読むと、本職である研究書が読みたくなるんじゃないかな。
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