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どこに転がっていくの、林檎ちゃん ちくま文庫
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どこに転がっていくの、林檎ちゃん ちくま文庫

レオ・ペルッツ(著者), 垂野創一郎(訳者)

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どこに転がっていくの、林檎ちゃん ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2018/12/11
JAN 9784480435576

どこに転がっていくの、林檎ちゃん

¥440

商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2019/03/26

創作なのか?と何度か疑問に思う程に、濃密に当時の社会が表記され、ついていくのにやっとこさだった。オーストリア人がロシアで捕虜になる。帰国し、改めて当時のにっくき捕虜所の司令官と対決しにいく。その間に情勢はくるくる変わり、目的の人物と一対一で対面した時には、舞台は既に過去の物となっ...

創作なのか?と何度か疑問に思う程に、濃密に当時の社会が表記され、ついていくのにやっとこさだった。オーストリア人がロシアで捕虜になる。帰国し、改めて当時のにっくき捕虜所の司令官と対決しにいく。その間に情勢はくるくる変わり、目的の人物と一対一で対面した時には、舞台は既に過去の物となってしまっていた。色んな人物に出会い、それぞれが生きる上での思想のために活動しているのに、主人公は私利であり「君は革命がなんたるかわかってないね」と言われる。うーん。骨太の男のロマンだなあ。結構勉強しながら読んだ。

Posted by ブクログ

2019/03/02

”みんなのうた”の「トロイカ」のように朗らかに聞えちゃう題名だけど、革命期のロシアで転がされちゃう青年の物語なのね~

Posted by ブクログ

2018/12/19

20世紀前半にウィーンで活躍したユダヤ系作家 レオ・ペルッツの長編小説。 第一次世界大戦とロシア革命の最中、 復讐の一念に取り憑かれた青年の遍歴。 以下、アウトラインと感想をネタバレしない範囲で。 第一次世界大戦終結間際に ロシア軍の捕虜収容所から解放された ゲオルク・ヴィト...

20世紀前半にウィーンで活躍したユダヤ系作家 レオ・ペルッツの長編小説。 第一次世界大戦とロシア革命の最中、 復讐の一念に取り憑かれた青年の遍歴。 以下、アウトラインと感想をネタバレしない範囲で。 第一次世界大戦終結間際に ロシア軍の捕虜収容所から解放された ゲオルク・ヴィトーリン29歳は、 司令官セリュコフ大尉に侮辱され、また、 彼のせいで捕虜仲間が死んだことから復讐を誓って ウィーンの自宅に戻った。 セリュコフが赤軍に加わるべく モスクワへ向かったらしいという情報を得たゲオルクは 家族の期待と恋人の希望を裏切って出発。 だが、セリュコフはゲオルクの怨念を知ってか知らずか、 すんでのところで身を躱すように行方を晦まし続けるのだった。 行く先々で足止めを食い、病や空腹に苦しみつつも、 様々な助力を得て状況を打開するゲオルク。 しかし、意地とプライドから報復にこだわり続ける彼の姿は、 あたかも、関わった人たちにほぼ漏れなく災厄をもたらす死神か、 さもなくば毒リンゴのよう。 偽の赤軍兵士になったり、野戦病院に入ったり、 踊り子の伴奏にヴァイオリンを弾いたり、 博打で躍起になったり、交通事故で入院したり……と、 身も心もボロボロになりながら、 若気の至りでヨーロッパ中を突っ走る。 御都合主義的な展開が目につくが、混乱の戦間期が舞台なので、 さもありなんと、 さほど違和感を覚えずに読み進めることが出来た。 結末は、途中でハタと予測がついたとおりだったが、 その終わり方にホッと胸を撫で下ろしたのも確か。 兄想いの弟オスカルがかわゆい。 曰く、 > でも願書には何年も無職だったって書いちゃだめだよ。(p.298) 一番気の毒なのは 理不尽な形で同志を失った騎兵大尉だったかも……。

Posted by ブクログ

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