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よっつ屋根の下 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2018/12/07 |
JAN | 9784334777654 |
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よっつ屋根の下
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商品レビュー
4.6
8件のお客様レビュー
くふー、大好きだ。弱くてウジウジして時々向こう見ずででも大事なことは間違えない強さもあって、つまりは人がしっかり書かれてる。
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「家族」とは何か。家族である意義とはどこにあるのか。さらには、正義とは、個人のアイデンティティとは、幸せとは...等々、優しい文体で綴られる基本的には暖かな話なのに、いろいろと考えさせられる。 とある事情で、父+息子と、母+娘に分かれて暮らすことになった一家が主人公。章が替わる...
「家族」とは何か。家族である意義とはどこにあるのか。さらには、正義とは、個人のアイデンティティとは、幸せとは...等々、優しい文体で綴られる基本的には暖かな話なのに、いろいろと考えさせられる。 とある事情で、父+息子と、母+娘に分かれて暮らすことになった一家が主人公。章が替わるごとに「主役」のメンバーが入れ替わり、それぞれの主役の主観で話は進む。両親はともかく、小学生だった子どもたちが、それぞれの屈託を抱えながらも乗り越えていく & 乗り越えた後で振り返る感じが、とてもリアルで説得力がある。 一緒にいることがあたりまえ、と考えてしまいがちな「家族」が、離れて暮らすことによって見えてくるメリット・デメリットや、強まる思いも弱まる思いもあったりしつつ、それでも最後まで家族は家族のままでいる。さらに「発展的な別居」や「将来のためへの原点回帰」など、staticではない家族の「独特な幸せ」の物語、と言えるか。なんとも不思議な読後感。 タイトルの「よっつ屋根の下」は、巷間よく言われる「一つ屋根の下に暮らす家族」という言い回しを逆手にとって、うまいことを言うな、と感心した。ただこの家族が、曲がりなりにも「幸せな一家」をキープしていられるのは、経済的に恵まれているからでは...という気持ちも常につきまとっていた。もっと貧乏なら、こんな悠長なことは言っていられない気はするし...でも貧乏だったら「そもそもこんな問題は起きない」訳で...など、本に書かれていないことまであれこれ考えさせられてしまう(^ ^; 恐るべし、大崎梢(^ ^; 最後に、本書は千葉県の銚子市が主な舞台となっていて...偶然にもこの前に読んだ本も千葉県が舞台の小説で(^ ^ 私の中で「千葉行きたい欲」が、めらめらと燃え上がっている(^ ^;
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最高に面白かった。大崎梢のベストワン。そうだよなってなる。今のこんな状態はこの本を読む理由になると思う。面白い推薦図書って感じ。教訓も面白さも盛り沢山。
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