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嘉納治五郎 オリンピックを日本に呼んだ国際人 潮文庫
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嘉納治五郎 オリンピックを日本に呼んだ国際人 潮文庫

真田久(著者)

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嘉納治五郎 オリンピックを日本に呼んだ国際人 潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 潮出版社
発売年月日 2018/12/05
JAN 9784267021619

嘉納治五郎

¥220

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

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2021/10/25

嘉納治五郎の一生をコンパクトに纏めていて読みやすい。 嘉納は、柔道の創始者であることは有名だが、この本を読んでいると、例えば、水泳、マラソン好き、部活等、日本ユニークなスポーツ関連事象のルーツがここにあることに気付く。 因みに、日本では公立小中学校の殆どにプールがあり、多くの生徒...

嘉納治五郎の一生をコンパクトに纏めていて読みやすい。 嘉納は、柔道の創始者であることは有名だが、この本を読んでいると、例えば、水泳、マラソン好き、部活等、日本ユニークなスポーツ関連事象のルーツがここにあることに気付く。 因みに、日本では公立小中学校の殆どにプールがあり、多くの生徒(日本人)が泳ぐことができると思うのだが、欧米では学校にプールがあること自体珍しい。 日本人として初めてIOC委員に選ばれ、スポーツは国際平和に繋がる、という信条の持ち主だったと思う。 ただ、当時はヒットラーがオリンピックを政治利用し、1940年の東京オリンピック招致のところも、もう少し当時の状況を調べたいところ。 嘉納治五郎は、日本の近代化に影響を与えた人物であることは間違いない。日本の近代化の目標は、”欧米に追い付くこと”、であったわけだが、日本の成功の特徴は、そこに、日本らしさを追い求めていたこと。 独立自尊の考え方。 柔道も、そのひとつの象徴的なものかもしれない。 以下抜粋~ ・押し寄せてくる外からの力に対し、逆らわずに受け止め、それを自分自身の枠の中に収めつつ、以前より良いものに創りかえてきたのであり、これがハーンの目からは、「逆らわずにして勝つ」という日本人の精神性であり、日本文化の特徴と映ったのだ。 ・(東大にて)スペンサーの「教育論」では「知育」「徳育」「体育」の「三育思想」を主張し、明治以降の日本の教育に大きな影響を与えている。 ・柔術は勝負を目的とするが、柔道は勝負に加え、体育と修心の目的も合わせ持つもの。 ・嘉納は、柔の理を柔よく剛を制すの意味であるとした。 ・精力善用・自他共栄 ・嘉納は、歩行と長距離走、水泳が日本人に適したスポーツだと考えた。

Posted by ブクログ

2019/11/17

研究者による嘉納治五郎の足跡の解説本。物語調ではないので、やや堅く読みにくい印象だが、事実に沿って丁寧に解説されている。嘉納治五郎が、日本において柔道を始めとして、広く一般にまでスポーツを広めるきっかけを作ったこと、オリンピックの招致の先駆けとなったことなどがよくわかる。

Posted by ブクログ

2019/02/02

大河ドラマ「いだてん」向けに書かれたような一冊。本書で簡単に知識を得ておけば大河ドラマ観る楽しみが増すでしょう。講道館柔道創始者としての嘉納治五郎はよく知っていても、オリンピックとの関係はあまり知られてないかもしれない。本書を通じて、嘉納治五郎は単なる武道家ではなく、優れた教育者...

大河ドラマ「いだてん」向けに書かれたような一冊。本書で簡単に知識を得ておけば大河ドラマ観る楽しみが増すでしょう。講道館柔道創始者としての嘉納治五郎はよく知っていても、オリンピックとの関係はあまり知られてないかもしれない。本書を通じて、嘉納治五郎は単なる武道家ではなく、優れた教育者であり、かつ、現実的な実践家であり、スポーツを通じた人類の融和と平和の実現を目指して動いていたかを、改めて確認できた。

Posted by ブクログ

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