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井深大 生活に革命を ミネルヴァ日本評伝選
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミネルヴァ書房 |
発売年月日 | 2018/11/19 |
JAN | 9784623084623 |
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井深大
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2年前のちょうど今頃、解体される前のSONYビルで「It's a SONY展」が開催されていました。数々のの「It's a SONY」なプロダクトに時代を懐かしく思い出したり、改めて心動かされたりしましたが、一番すごいと思ったのはSONYの前身の東京通信工業の...
2年前のちょうど今頃、解体される前のSONYビルで「It's a SONY展」が開催されていました。数々のの「It's a SONY」なプロダクトに時代を懐かしく思い出したり、改めて心動かされたりしましたが、一番すごいと思ったのはSONYの前身の東京通信工業の設立趣意書でした。トランジスタラジオもトリニトロンもウオークマンもすごいけど、「真面目ナル技術者ノ技能ヲ、最高度ニ発揮セシムベキ自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」、この決意こそが「It's a SONY」なんだな、と感激しました。その総帥、井深大をイノベーティブな経営者として綺麗に礼賛するだけではなくて、「電波系」経営者として改めて分析する評伝でした。こういう再評価を嫌がる人々もいるかもな、と思いいつつ、科学の面白さに魅入られた産業人の人生を見つめる著者の目線に深い愛情を感じました。読みつつ思い出したのは山本義隆「重力と磁力の発見」。その本は科学が科学として滅菌される前の錬金術と未分化な時代についての論考でしたが、本書においても電気は結構ギリギリまで、魔術的魅力に満ち溢れていたことを知りました。井深大が変わらず持ち続けた発明のロマンチシズムは、ニコラス・テスラの名前が電気自動車のブランド名になり、また本邦においてても「現代の魔術師」と言われる落合陽一がメディアで引く手数多な、今、において、もう一度見つめ直されるべきテーマだと思いました。
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