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除染と国家 21世紀最悪の公共事業 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2018/11/16 |
JAN | 9784087210576 |
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除染と国家
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福島の原発事故によって汚染された地域を再び生活できるところにするため、除染が行われてきているが、その経緯について官僚や専門家などへの取材も交えて書いており、どのような経緯で除染が行われてきたのか勉強になった。
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福島第一原子力発電所の事故は、広範囲に放射能汚染をまき散らし、 普通の人たちの暮らしを奪った。なのに、事故からわずか8年しか 経っていないのに、「除染が済んだから」を理由に国も被災自治体 も避難した人たちへの帰還を推奨している。 除染が行われ始めた頃から疑問ではあった。...
福島第一原子力発電所の事故は、広範囲に放射能汚染をまき散らし、 普通の人たちの暮らしを奪った。なのに、事故からわずか8年しか 経っていないのに、「除染が済んだから」を理由に国も被災自治体 も避難した人たちへの帰還を推奨している。 除染が行われ始めた頃から疑問ではあった。例えばチェルノブイリ 原子力発電所の事故。あの時、ソ連は放射能汚染の高い地域の除染 は行わず、その地域を立ち入り禁止にした。 それが放射能に汚染された土地に対する、正しい判断なのだと思う。 だが、日本は巨額の税金を投じて汚染の高い地域でさえも除染を 行い、「ほら、事故直後よりこんなに放射線量が下がりましたよ。 さあ、故郷へ帰りましょう」とやった。 安心感の押し売りと、東京電力の賠償金をいかに低く抑えるか。 それしか考えていないのではないかを思える。住民の健康被害 なんて二の次、三の次なのではないだろうか。 そうして出た大量の汚染土をどうするのか。環境省は汚染土を 「資源」と呼び、公共事業にしようと目論んでいる。馬鹿なの? 環境省は環境を守るお役所ではなく、環境を破壊するお役所なの? 本書では除染で出た汚染土の仮置き場の問題、膨大な汚染土を どうするかの環境省の非公開会議を追った、見事なルポである。 除染に関しては朝日新聞が手抜き除染をすっぱ抜いたが、本書の 著者の粘り強い取材も除染とその後の問題を明らかにしていて 興味深い。 思い出したのだけれど、環境省は以前、汚染土をレンガにして 建設に利用するなんてことも言っていたはず。日本宣告をまん べんなく汚染したいのか、このお役所は。 汚染土は汚染土である。厳重に管理して、処分しなければならない ものであるはずだ。それが「資源」であるはずがない。 フレコンバッグに詰められ福島県内に仮置きされている膨大な量の 汚染土。30年後には最終処施設に移動するはずだが、その約束さえ 守られるかは定かではない。 30年も経てば、「必ず他の場所へ移動させます」と約束した人たち はその地位から去っているのだから。 本書で扱っているのは汚染土の問題だが、福島第一原発では溜まり続け る汚染水の問題もある。こちらは最終的には希釈して海洋放出になるので はないかと感じている。 前任の環境大臣が海洋放出を発言したことで、新たに環境大臣に就任し た小泉進次郎が福島県を訪問し知事に詫びたようだが、彼は他の方法で も持っているのだろうか。持っているのなら早急に表明して欲しいが、 中身が空っぽそうだから言うことだけは立派なのかな。 放射能汚染はなかったことにしないのが、日本政府のスタンスなのか。 それが風評被害を恐れる福島県の思惑と一致しているのかもしれない。 だが、数字や言葉を誤魔化しても事故をなかったことには出来ないと 思うし、なかったことにしてはいけないと思う。 関心を持ち続け、原発事故の「その後」を追っ行きたいのだが、いかん せん、報道が少なすぎる。東京オリンピックで浮かれている場合じゃ ないんだ。
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序章 除染幻想―壊れた国家の信用と民主主義の基盤 第1章 被災者に転嫁される責任―汚染土はいつまで仮置きなのか 第2章 「除染先進地」伊達市の欺瞞 第3章 底なしの無責任―汚染土再利用1 第4章 議事録から消えた発言―汚染土再利用2 第5章 誰のため、何のための除染だったのか 第...
序章 除染幻想―壊れた国家の信用と民主主義の基盤 第1章 被災者に転嫁される責任―汚染土はいつまで仮置きなのか 第2章 「除染先進地」伊達市の欺瞞 第3章 底なしの無責任―汚染土再利用1 第4章 議事録から消えた発言―汚染土再利用2 第5章 誰のため、何のための除染だったのか 第6章 指定廃棄物の行方 著者:日野行介(1975-、ジャーナリスト)
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