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社会学はどこから来てどこへ行くのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 有斐閣 |
発売年月日 | 2018/11/12 |
JAN | 9784641174412 |
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社会学はどこから来てどこへ行くのか
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
社会学者4人がリレー形式で行った対談の記録。 理論、量、質という異なる領域の専門家が対談することで、ひとことで社会学といっても、研究の対象や手法などがかなり広く、どれか1つが正しいというものでもない、ということがよくわかる。 でも、こうした交流を通じ、より多角的な分析、理解に繋...
社会学者4人がリレー形式で行った対談の記録。 理論、量、質という異なる領域の専門家が対談することで、ひとことで社会学といっても、研究の対象や手法などがかなり広く、どれか1つが正しいというものでもない、ということがよくわかる。 でも、こうした交流を通じ、より多角的な分析、理解に繋がるとよいと思う。
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現代社会学を巡る3つの潮流である質的調査・量的調査・理論をそれぞれ代表する社会学者に、どちらかというと社会思想史の研究者としての色合いが濃い稲葉振一郎を加え、それぞれの鼎談によって構成された一冊。 社会学に対して多少なりとも興味関心がある人でないと全く面白く感じない本だとは思う...
現代社会学を巡る3つの潮流である質的調査・量的調査・理論をそれぞれ代表する社会学者に、どちらかというと社会思想史の研究者としての色合いが濃い稲葉振一郎を加え、それぞれの鼎談によって構成された一冊。 社会学に対して多少なりとも興味関心がある人でないと全く面白く感じない本だとは思うが、登場する社会学者はみな、現代の日本の社会学におけるトップクラスの論客たちであり、知的な刺激は大いに得られる。 大きく印象に残ったのは2点。 北田暁大氏については私が大学生だったときから既に若手論客として名を馳せており、何の本に収められた論考だったかは全く忘れてしまったのだが、「社会的な問題にコミットする」という姿勢を当時から明確にしていたその論考の異常なまでの熱さに、21-22くらいの私は多いに刺激を受けたものであった(2006年、集中講義にも来てくれて受講した記憶がある)。それから15年ほどが経つが、本書においても氏のスタンスは「社会学というのは、社会問題が存在するという点を前提とすべきだ」と変わっておらず、印象に残った。 もう1点は統計データの分析等に基づく量的調査を得意とする筒井淳也氏の「開発経済学や行動経済学に代表されるような統計的因果推論はあまりにもブームになりすぎていて、過剰な期待を背負わされている」という指摘は非常に鋭いものだと感じた。確かに、人文社会科学においても経済学などをはじめとして統計的因果推論のバブルは異常なまでの熱気に達しているような気は薄々としていた。そういう点で、社会学における量的調査は、「Aを行えばBのような結果が得られる」という変化についての含意は全く扱わずに、そもそも「社会がAのような状況にあるのはなぜか」という論点を扱うわけであり、変化の前提となる現状把握として意味があるという指摘は、なるほどと実感した。
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「社会学はどこから来てどこへ行くのか」岸政彦・北田暁大 ・筒井淳也・稲葉振一郎 http://yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641174412さすがの有斐閣、おもしろかった。社会学は何を伝えたいのかとか正しさとかデータの扱いとかコンサルの外注調査...
「社会学はどこから来てどこへ行くのか」岸政彦・北田暁大 ・筒井淳也・稲葉振一郎 http://yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641174412さすがの有斐閣、おもしろかった。社会学は何を伝えたいのかとか正しさとかデータの扱いとかコンサルの外注調査の粗雑さとか。岸政彦という人を通して知る世界はほんとうにおもしろい(おわり
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