野田秀樹×鎌田浩毅 劇空間を生きる 未来を予見するのは科学ではなく芸術だ MINERVA 知の白熱講義2

野田秀樹(著者), 鎌田浩毅(著者)

• 販売会社／発売会社: ミネルヴァ書房
• 発売年月日: 2018/11/02
• JAN: 9784623084562

商品レビュー

2019/03/07

学生時代の話やその当時の風潮、文化みたいなものも感じられてとても興味深い。
話がドンドン横滑りしていく面白さというのは同程度、もしくは自分より上の知識を持っている方とでないと生まれない会話の面白みだなと思う。
この本の後に読みだしたアレックス・シアラーの「スノードーム」でも科学と芸術はひとつのことを捕捉し合うふたつの部分であり、コインの表裏のようなものだ、という表現が出てきて、あまりの内容の一致に驚きと感動を覚えた。

2018/11/15

舞台が観たくなった。ＤＶＤでもいいから観たい。全部観たい。でも高い。ビートルズのＣＤは全部買ったけれど、１枚１０００円くらいで買えた。けれど、ＤＶＤは高い。あるだけ買っていたら１０万くらいになるのだろうか。WOWＷＯＷとかでやっているみたいだから、そっちに入った方がいいんだろうか。とにかく、観てみたい。２年くらい前か、久しぶりに「THE　BEE」を観た。３０年以上前に「走れメルス」を観ている。「小指の思い出」も観た。山下容莉（里）枝が良かった。「半神」も観た。ほか何を観たのだったか。何度も、近鉄劇場や本多劇場まで足を運んだ。さてさて、鎌田先生と野田秀樹は教駒の同級生だった。初めて知った。で、今回鎌田先生はかなり野田秀樹にからんでいる。前回の山極先生のときとはスタンスが違う。自分がいま関心を持っている身体論などをぶつけている。そこが本書の面白みであるのは確かだが、やはり、高校や大学のころの話が興味深い。卒業文集の「おれは男だ」もなかなか良い。それから、「怪盗乱魔」と伊藤蘭のエピソードとか、あいうえお五十音の中の秘密とか、抜群におもしろい。世阿弥の本も読まないといけないなあ。