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キャリア教育 MINERVAはじめて学ぶ教職19
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キャリア教育 MINERVAはじめて学ぶ教職19

藤田晃之(著者), 吉田武男

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キャリア教育 MINERVAはじめて学ぶ教職19

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2018/11/05
JAN 9784623084357

キャリア教育

¥990

商品レビュー

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2020/07/09

私は企業の人事部で働いている。最近、会社に入ってくる若い人たちの話を聞く機会が、何度かあったのだが、結構、今後の「キャリア」について気にする人が多いことに気がついた。 いくつか背景があると思うが、若い人たち自身から、「学校でキャリアについての授業があった」という話を聞き、どんな内...

私は企業の人事部で働いている。最近、会社に入ってくる若い人たちの話を聞く機会が、何度かあったのだが、結構、今後の「キャリア」について気にする人が多いことに気がついた。 いくつか背景があると思うが、若い人たち自身から、「学校でキャリアについての授業があった」という話を聞き、どんな内容のキャリア教育を受けてきたのだろうという興味から手に取った本。私の世代では、学校の授業で、「進学指導」はあっても、「キャリア教育」はなかったな、と思いながら読んだ。 本を読んで、少し安心したのは、「キャリア」を進学先選択とか、職業選択とか、職種選択とかの狭い概念で捉えているわけではなさそうなことである。もう少し、人生全体を見据えるというか、大きく言えば、「自分らしく生きる」ことがどうすれば出来るのかを、自分自身で考えていくことがキャリア開発である、という風に教えていると理解した。 書いてあることは分かりやすかったけれども、一つ気になったことがある。 「何故、現在の日本で、キャリア教育が大事なのか」についての記述がほとんどなかったこと。意地悪く読めば、それが大事なのは、「大事であると指導要領に書いてあるから」と読める。 自分らしく生きることをデザインする事が重要であると主張することは、そう出来ていない現実が日本の中にあるからではないのか?それが、真の課題だとすれば、学校の授業で教えるだけでは解決できない、社会課題的なものもある気がするのだが。 そこを考えないままだと、世の中から浮いたものにならないのか?というのが、気になったところである。

Posted by ブクログ