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古墳のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 古代遺跡めぐり超入門
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古墳のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 古代遺跡めぐり超入門

古代浪漫探究会(著者)

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古墳のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 古代遺跡めぐり超入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メイツ出版
発売年月日 2018/10/27
JAN 9784780420685

古墳のひみつ

¥550

商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/08/05

古墳、こふん、KOFUN♪♪ 以前にクマさんの『楯築遺跡』のレビューを拝見した時に、ご丁寧に色々と墳丘墓についてご教授頂きました。日本には絶滅戦争が無かったと思われる、楯築墳丘墓を研究する事が世界平和へのヒントとなる、という素晴らしい着眼点のクマさん新書は大変興味深いものでした...

古墳、こふん、KOFUN♪♪ 以前にクマさんの『楯築遺跡』のレビューを拝見した時に、ご丁寧に色々と墳丘墓についてご教授頂きました。日本には絶滅戦争が無かったと思われる、楯築墳丘墓を研究する事が世界平和へのヒントとなる、という素晴らしい着眼点のクマさん新書は大変興味深いものでした。 なんと関西に立派な博物館があるとお聞きして、近々足を運んでみようと思ったのですが、その前に。 古墳の知識に乏しいので初心者向けのこちらで少し勉強しておこうと思ったのです。 巷では「古墳女子」なるものが増えていると冒頭に書かれていました。悠久の時を経て蘇った遺物たちにロマンを感じるのかな。 かく言う私も、本書の貴重な古墳の写真の数々に、遙か昔の日本の姿に思いを馳せてタイムスリップしていました。 初心者向けとあって、非常に分かりやすく、それぞれの古墳を紹介する前に『古墳にあったヒエラルキー』や『築造にはいくらかかったか』などの古墳基礎知識を解説してくれているのですが、無知な私には驚きの連続でした。 発掘された遺体の身元が殆ど分かっていないらしく、男性2人の遺体が埋葬されている藤ノ木古墳では無理やり押し込められている印象の被葬者が誰なのか、歴史マニアも巻き込んで大論争を巻き起こしたみたいですが、蘇我馬子によって殺害された穴穂部と宅部の両皇子説が有力だそうです。 「冠をわざわざ折って足下に置いたのは、自分に背いた穴穂部に対する馬子の処罰。また一つの棺に無理やり二人を埋葬したのは、そもそも宅部皇子が立派な古墳を築けるほどの実力者ではなく、まとめて反逆者を葬った。」 おお!まるでミステリー小説のよう!オラわくわくすっぞ! 仮説ではありますが私の中の悟空が大喜び。 私はこの辺りの歴史に明るくないので、クマさんのようにお詳しい方が古墳を読み解くとさぞかし楽しいだろうなと思います。 と言うのも、『日本書記』『古事記』がよく関連して出てくるからです。伝説のような話も多いですが、そこから連想される当時の政治や古墳の名前の由来は非常に歴史ロマンに溢れるものでした。 ヤマトタケルとか卑弥呼とか名前が出てきただけで、オラ、わくわく…(詳しくない癖に知ってる名前が出るとテンション上がる単細胞) クマさんが着目されていた平和へのヒントなのですが本作にも面白い表記がありました。 大阪府にある岡ミンザイ古墳に関しての説で『古事記』の一説を用いて書かれてあったのですが以下に引用します。 「こんな物語が『古事記』に載る。父を雄略天皇に斬殺された233代顕宗天皇は、復讐のために配下に雄略天皇の陵の破壊を命じた。それを聞いた天皇の兄意祁(後の24代仁賢天皇)は、自分が壊すと申し出た。そして墓を少しだけ掘っただけで帰ってくる。 兄の諭しによって顕宗天皇も納得するが、報復の虚しさを説いた話に思え、『 古事記』のなかでも印象深い箇所だ。」 素晴らしい!意祁偉すぎる!! このような事例が今後もより研究されて行けば確かに平和への道が拓けそうです。 是非とも先人から学びたいものです。 後半は『全国古墳散策ガイド』としてお勧めの古墳ちゃん達が紹介されてありましたが、以前に中百舌鳥に住んでいる友人が「ここ、有名な古墳やねんなー。」と連れて行ってくれた百舌鳥古墳も紹介されていました。外周を1時間強かけて散歩したのですが、これを読んでから行けば良かった。当時は、古墳てなんぞ?森ぞ?としか思ってなかったんですよね。 この雄大な木々の下には時が止まったままの墓が静かに佇んでいると思うと、不思議な気持ちになりますね。 古墳と一口に言っても様々な形状、状態のものがありますし、埴輪も個性が溢れていますし秘められた物語も想像を掻き立てられますし、古墳って奥深いんですね。壁画もお洒落。 入門書なのにしっかりとマニアックな事も書かれてある良書でした。 写真を眺めているだけでも悠久ロマンを感じるので、博物館に行けばより歴史に触れられそうで今から楽しみです。 ちなみにクマさん激推しの墳丘墓界のスーパースター、楯築墳丘墓は全く載っていませんでした。負けるな、楯築!! クマさん、知らない世界を教えて下さりありがとうございました♪ 余談ですが、YouTubeで古墳の動画を見ようとしたら『古墳ギャルのコフィー』という鷹の爪を制作した方が作ったアニメが出てきて、つい見てしまったのですが、ちっっとも勉強になりませんでした笑 墳丘墓が酷い扱いだった…笑

Posted by ブクログ

2023/10/11

図書館で「物理的に薄い本」を探していたら目に留まったので借りて読んでみました。(『やまとは恋のまほろば』で舞台になっていた藤ノ木古墳や石舞台古墳が載っていたのもある) 正直、古墳自体にはそんなに興味はないのですが、意外と面白かったです。 しかし130頁ほどしかないのに、真面目に読...

図書館で「物理的に薄い本」を探していたら目に留まったので借りて読んでみました。(『やまとは恋のまほろば』で舞台になっていた藤ノ木古墳や石舞台古墳が載っていたのもある) 正直、古墳自体にはそんなに興味はないのですが、意外と面白かったです。 しかし130頁ほどしかないのに、真面目に読むと時間かかった…w 特に第1章の古墳についてがなかなか濃くてためになりました。 古墳がいつからいつまでに築造されたのかとか、古墳の種類、時代ごとの副葬品とか色々記載があって初めて知ることばかりでした。 個人的に埴輪と言えば、人型が多いのかと思っていたら実は円筒埴輪が一番多いとかも意外だったりしました。 2章以降は全国の古墳紹介と言った感じで、見た感じ古墳は関西とか西日本が多いのかな?という印象を受けました。 面白かったのに☆3にしたのは、脱字っぽい箇所があったのと、巻末に索引とか本で紹介されていた古墳の地図とかが欲しいなと思ったので。○○市とか○○川とか言われても分からない… でも、Googleマップを見ると意外と近くに古墳があったので、機会があったら行ってみようかなと思いました。

Posted by ブクログ

2019/05/06

図書館で借りた本。前方後円墳の形が好きだ。円と台形の組み合わせ。円に埋蔵し台形は儀式の場所。群馬県高崎市にある保度田古墳の埴輪たち、八幡塚古墳の形など心惹かれる。ヤマト政権の王権の象徴であり、莫大な人力や土木工事、技術の高さも解るし政権の歴史も解る内容。仁徳天皇陵は周りに水があり...

図書館で借りた本。前方後円墳の形が好きだ。円と台形の組み合わせ。円に埋蔵し台形は儀式の場所。群馬県高崎市にある保度田古墳の埴輪たち、八幡塚古墳の形など心惹かれる。ヤマト政権の王権の象徴であり、莫大な人力や土木工事、技術の高さも解るし政権の歴史も解る内容。仁徳天皇陵は周りに水があり稜は緑のコントランスが良いし巨大なのも魅力。大阪と奈良は古墳がたくさんある。令和になった今、古代の天皇たちの権力の象徴のお墓にロマンを感じる。

Posted by ブクログ

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