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日銀日記 五年間のデフレとの闘い
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日銀日記 五年間のデフレとの闘い

岩田規久男(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2018/10/26
JAN 9784480864598

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日銀日記

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2023/02/04

2013年4月から日銀副総裁としての5年間における日々の日記をまとめたもの。日銀副総裁の仕事がなんとなくイメージでき、歴史的にも価値があるものだと思う。 経済統計について述べている箇所も多く、出版に当たっては図表も付けてもらえると非常に分かりやすく、説得力も増したと思う。 リフ...

2013年4月から日銀副総裁としての5年間における日々の日記をまとめたもの。日銀副総裁の仕事がなんとなくイメージでき、歴史的にも価値があるものだと思う。 経済統計について述べている箇所も多く、出版に当たっては図表も付けてもらえると非常に分かりやすく、説得力も増したと思う。 リフレ派として、大胆な金融緩和の実行を主張してきて、実際に副総裁として実行したものの、目標とする物価上昇率2%には達せず。 消費税率引き上げや原油価格の下落、英国のEU離脱、中国の景気減速、トランプ誕生と振り返れば色んなおとことがあった訳だか、結論としては、金融緩和だけではインフレ目標達成は無理ということか。 難しい理論をこねくりまわしてそれはないでしょと思ってしまうが。。 レジームの再構築が必要というつつ、YCCで堪え忍ぶしかなく、振り上げた拳を下ろすことはできないって感じで、まさにアクセルだけでブレーキは効かないんだなとい印象を持ってしまった。 50m走と思って全力で走り出したら、ゴールテープが遠ざかり、フルマラソンだったなんて自体に(フルマラソンなら一応ゴールが見えてるだけましか)。。 そして、コロナがインフレ目標を達成してしまった。

Posted by ブクログ

2019/12/29

消費者物価指数2.0%に向けての様々な施策ややり取りが日記に書かれている。しかし、賢い人の戯言という印象で、理解が難しい。また日記なので仕方ないが、全て文字のみなので、数値はグラフ化などしてあった方が見やすい。

Posted by ブクログ

2019/12/16

・2014年4月の消費税率5%->8%への引き上げ前、4月時点では消費者物価前年同月比は1.5%と、2%の目標達成目前だった ・アベノミクス、量的・質的金融緩和後企業収益は順調に増加し、失業率は大幅に改善した ・アベノミクスで実質賃金は上昇していないと言われるが、消費増税分...

・2014年4月の消費税率5%->8%への引き上げ前、4月時点では消費者物価前年同月比は1.5%と、2%の目標達成目前だった ・アベノミクス、量的・質的金融緩和後企業収益は順調に増加し、失業率は大幅に改善した ・アベノミクスで実質賃金は上昇していないと言われるが、消費増税分を差し引くとそうでもない、ただ非正規社員の賃金上昇に比べ正規社員の伸びが小さいことは否めない 著者が2013年3月20日から2018年3月19日までの日銀副総裁期間を綴った日記。日記とはいってもその時期の経済情勢や理論、著者の考察などが盛り込まれた肉厚な内容だった。長いこと続けられているアベノミクスや日銀の2%物価安定目標を掲げた金融緩和などについて知るための格好の教科書になるのでは。なかなか素人には難しい経済現象について統計データや理論を駆使してわかりやすく文章にまとめてくれる手腕に感心するとともに、それでも掲げた目標が達成されない結果に実際の運営の難しさが垣間見えた。

Posted by ブクログ

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