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私説 集英社放浪記 「月刊明星」「プレイボーイ」から新書創刊まで
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私説 集英社放浪記 「月刊明星」「プレイボーイ」から新書創刊まで

鈴木耕(著者)

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私説 集英社放浪記 「月刊明星」「プレイボーイ」から新書創刊まで

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2018/10/29
JAN 9784309027388

私説 集英社放浪記

¥220

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2022/02/07

かつて集英社は中堅だったという。 漫画のイメージが強い集英社に、このような骨太な編集者がいたことに驚く。 集英社志望者は読んでおいて損はないのでは?

Posted by ブクログ

2020/05/05

著者は25歳から61歳までの36年間を集英社で編集一筋に過ごしてきた。「編集一筋」だと言うのは、営業や内部管理は通らずに編集畑一本だったということ。 著者遍歴を改めて書き出すと「(月刊)明星」1970~85から始まり「(月刊)PLAYBOY」85~88、「週刊プレイボーイ」88~...

著者は25歳から61歳までの36年間を集英社で編集一筋に過ごしてきた。「編集一筋」だと言うのは、営業や内部管理は通らずに編集畑一本だったということ。 著者遍歴を改めて書き出すと「(月刊)明星」1970~85から始まり「(月刊)PLAYBOY」85~88、「週刊プレイボーイ」88~90、新雑誌PAPYRUS(パピルス)の発刊と挫折90?~92?、「集英社文庫」93?~94、「(再び)週プレ」94~96、「イミダス」96~99、「集英社新書」(創刊から)99~2006と渡り歩いている。 年代も書き出したのは、著者の経歴と時代背景とを突合させるため。 著者と私とは20数歳の開きがある。著者の経歴に私の思い出を当てはめてみたら、私が中学生の頃、明星の歌本はそれこそクラスの半数以上が持っていて、遠足とかではそれを見ながらみんなで歌ったのを覚えている(赤面)。 週プレでは黒田清さんが主宰する黒田ジャーナルの連載「ブラック・ファックス」を「表面から見えない部分に光を当てようとするこれこそジャーナリズムだ」と夢中で読んでいた。 そのように自分にも深く影響してきた雑誌について、内側の事情をのぞかせてもらうような感じで、あっという間に読み終えられた。 だが実は私がより興味を持ったのは、著者の編集者としての遍歴よりも、むしろ自分と同じサラリーマンとして、自己の仕事の遂行において不可避的に立ちはだかる「人間関係の難しさ」が赤裸々に描かれているところだ。 人間関係の難しさとは、方針を巡って各人のベクトルや思惑の違いから意見が衝突し錯綜する場面のほか、上司からの“絶対に受け入れたくない”業務命令など。つまり自分に“正直”であればあるほど障壁となるものだ。 鈴木さんもどちらかと言えばガチガチに生真面目というよりは、勢いでガーと行け!的な性格みたいなのだけど、「ここから先は、どんなに上司とぶつかろうが脅されようが、決して譲らない。この一線を自分の中に持たない者を、ぼくは『編集者』とは呼びたくない」(P224)という一徹な面を持っている。 しかし自分のポリシーを決して譲らない一方で、いや、それゆえに、一度腹を割ればその情は決して忘れない、という面もあるように読める。 実は私が本書を読もうと思ったきっかけは「集英社だから、週刊プレイボーイとかのギャグっぽい話が載っているかな?」なのだけど(失礼)、この本の根底にあるのは鈴木さんの(ドを頭に付けてもいいくらいの)硬派な思いだった。 でもそれは私自身にも共通すると思っていて、だからこの本に入り込むことができたとも言える。 人はそれを「不器用」とも言うかもしれないけど、私も(そしてたぶん鈴木さんも)忖度や迎合や追従とかを自分の意思に反してさせられるくらいなら、そう言われるほうをむしろ選ぶ。 編集者に限らずどんな職業でも、自分自身のなかに決して譲れないなにかを持ち続ける生き方をあえて選びたいという“Walk on the wild side”な人にはおすすめできる。

Posted by ブクログ

2019/05/26

1970年に集英社に入社し、出版社でのサラリーマンして雑誌や書籍を作り続けて来た「幸せな人生」。団塊の世代が社会人になって購買力を持ち始めて、1996年に雑誌の発行部数がピークを迎えるまでの時代は、まさに「雑誌の時代」だったのだと思います。会社の組織の中で踠きながら、それでも意地...

1970年に集英社に入社し、出版社でのサラリーマンして雑誌や書籍を作り続けて来た「幸せな人生」。団塊の世代が社会人になって購買力を持ち始めて、1996年に雑誌の発行部数がピークを迎えるまでの時代は、まさに「雑誌の時代」だったのだと思います。会社の組織の中で踠きながら、それでも意地は通して独自の取材を実現していく、イケイケサラリーマン青春物語です。たまたまでしょうが、著者が雑誌を離れイミダス(イミダスも雑誌コードであること初めて知りましたが…)に移り、集英社新書の創刊に奮戦するのも1996年で、まさに出版ビジネスの大きな流れも彼の人生から感じました。仕事を通じて「原発」とか「沖縄」とかライフテーマを得て、アフター会社でも頑張っていることも「幸せな人生」なのかも。

Posted by ブクログ

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