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江戸城炎上 本丸 目付部屋 2 二見時代小説文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 二見書房 |
発売年月日 | 2018/10/29 |
JAN | 9784576181660 |
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江戸城炎上
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
余韻を楽しめば良いのか、結末を描かずに終わる 小話も挟む為に、ラストの二話で描かれた話の決 着に虚しく感じる、結局空回りなんだよね、孤高 の人を貫くには職業が悪かったのかしらん
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素敵なシリーズに会えたことに感謝! 今回の始まりは、目安箱への訴状から端を発する。 武士といえども、無役で、禄も低ければ生活は貧しい。 子が多ければまたなおさら。 貧しい御家人の息子、吉田種四郎が上様に願ったのは弟の行方を探してほしいということ。 貧しい暮らしぶりから美しい母...
素敵なシリーズに会えたことに感謝! 今回の始まりは、目安箱への訴状から端を発する。 武士といえども、無役で、禄も低ければ生活は貧しい。 子が多ければまたなおさら。 貧しい御家人の息子、吉田種四郎が上様に願ったのは弟の行方を探してほしいということ。 貧しい暮らしぶりから美しい母譲りの9歳の息子が妾某公に売られたと聞くことに。 また、城中の台所の味噌樽に、毒が混入した事件は、坊主頭にする習いの役どころ、同朋という役目。 なかなか時代小説のなかでも、説明されない部署が事細かく説明されていて、人間関係も深みを表し見応えがある。 人情と政道の正しさを綾織のように悩む目付け衆たち。 第2弾のこの本も素敵な作品だ。
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令和元年も残すところ、5日。 それなのに、この本丸目付部屋の1巻を読んで、はまってしまった。 清廉忠義者の10人の目付。 1話から、「目安箱」に、弟を気遣う12歳の種四郎が、出した文から捜索願いである。 奉公先の三益屋の正体が、暴きだされる。 男児売買の証拠を得るために、同朋頭...
令和元年も残すところ、5日。 それなのに、この本丸目付部屋の1巻を読んで、はまってしまった。 清廉忠義者の10人の目付。 1話から、「目安箱」に、弟を気遣う12歳の種四郎が、出した文から捜索願いである。 奉公先の三益屋の正体が、暴きだされる。 男児売買の証拠を得るために、同朋頭の小堀笑阿弥に十左衛門は、手を貸してもらう事から、話が進んでいく。 次から次へと、武士では、避けて通れない出来事が、、、、 養子縁組や、婚姻関係など、、、 領土の貸し借りの置ける不義、、、そして、正義、、、 どちらに比重を置くのか? 「びゃくがくんだ」という昔話が、今なお伝えられてきている事、そして、隣国を掛け値無しに好きでいられる奇跡を、上様は、どう理解してくれるのだろうか? 味噌に毒草が、混入していて、食中毒で、十左衛門達が、腹を下す。 その表台所で、このような不祥事が、おきたら、坂岡真の「鬼役」の小説では、すぐにでも、切腹ものだろう・・・・なんて思いながら、読み進んで行ったのだが、、、、婚姻の仲介屋のような事をしている、表台所の組頭の内海靖兵衛は、法外な仲介料を取っていた。 清廉潔白な同朋小堀は、味噌の毒草混入の事件も、火事の騒ぎの犯人も、全て理解したのだが、、、、自分一人だけが、のけ者であり、同朋仲間から疎んじられ、世間から蔑まれ、十左衛門からも疑いの目を向けられている事に、この世への未練が無いと思い、陰腹を切る。 其のことに十左衛門は、、、、 悲しい最後である。 誰にも理解されずに、陰腹を切った小堀は、無念であっただろう。 何が、真で、正しいのか?と、思いながら、もう少し温かみある最後を作って欲しいと願ってしまった本である。
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