1,800円以上の注文で送料無料

家康(二) 不惑篇
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

家康(二) 不惑篇

安部龍太郎(著者)

追加する に追加する

家康(二) 不惑篇

定価 ¥1,980

220 定価より1,760円(88%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

10/5(土)~10/10(木)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2018/10/25
JAN 9784344033788

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

10/5(土)~10/10(木)

家康(二)

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/03/16

経済視点を軸に家康の起業が描かれなかったのは残念

▼引きずり込まれるようにむさぼり読んだ第1巻「自立篇」だっただけにこの第2巻にはずいぶんと物足りなさを感じました。 お市との男女の駆け引きは後の物語の伏線かとも思いますが、違和感がありすぎで受け入れがたいところです。 ▼「自立篇」では家康が信長から「経営者の帝王学」を学んでい...

▼引きずり込まれるようにむさぼり読んだ第1巻「自立篇」だっただけにこの第2巻にはずいぶんと物足りなさを感じました。 お市との男女の駆け引きは後の物語の伏線かとも思いますが、違和感がありすぎで受け入れがたいところです。 ▼「自立篇」では家康が信長から「経営者の帝王学」を学んでいく様子が見事に活写されていました。織田信長が乱世を終息に向かわせるそのビジョンとプロジェクト推進の原動力を見せつけ、その背中を追う家康の視点で戦国時代の経済構造を解き明かす‥読者である私の頭にも沁みていくようでした。 ▼第2巻「不惑篇」では、三方ケ原で大敗した家康が、信玄亡き後の武田の大勢力と忍耐強く渡り合う「静」の駆け引きが軸になり、読み進めるのに退屈でした。 長篠合戦で信長とともに勝頼を撃破するシーンでは戦略が家康の立案のような書かれ方なので「天下布武」を念頭にした読者にとってはすっきりしないです。 信長の天下プロジェクトの歯車として東奔西走、ついに武田氏を滅ぼして旧主今川氏に匹敵する大大名にまで成長し、家康の運命の大転換点「本能寺の変」の前夜までがこの巻で描かれます。 ▼冒頭「物足りなさを感じた」と書きましたが、第1巻であれだけ筆が走った説得力のある「戦国を制する者の持つべき経済感覚」が、この第2巻ではほとんど触れられず、武田家との退屈な消耗戦も緊張感乏しく展開され、ここであまりの紙数を割いてしまっているのがもったいないのです。 ▼せっかくの第1巻の伏線が見事でしたから、「武田家の経済的な背景」を掘り下げて、滅ぶべくして滅んだ旧体制の原因を解き明かしてほしかった。 その過程でこそ、家康が妻子を死に追いやる葛藤を抱えながらも信長の背を追い続けた心裡が理解されるように思えて、その点が残念でならない。 ▼長篠戦後に信長が家康に、ポルトガルとスペインの争いを解き明かし、戦国で生き抜くにもグローバルな視点が必要であることを教え諭す。ここで突然堰を切ったように経済視点が飛び出してくるが、再びまた退屈な武田氏との戦国物語に戻ってしまう。 ▼些事だが、武田勝頼との攻防戦の中で、家康が「新陰流直伝」の体術と紹介されている(天正7年・1579年のくだり)がある。 家康が柳生石舟斎と出会い、流祖上泉伊勢守以来の「新陰流」を初めて学ぶのは、豊臣秀吉政権下の文禄3年(1594年)の伏見築城作事の際であったから、この点は違和感があり、ここで新陰流を持ち出す意味も感じない。 ▼高天神城攻防を織田サイドが視察するあたりから、この作品の醍醐味である(と私が感じている)経済視点の家康伝らしさが戻ってくる。 「天正の馬揃え」など朝廷との駆け引きを軸に、天下を統治する哲学の具現が信長から伝わる。イエズス会の大物ヴァリニャーノの接遇には常に背後のグローバル社会を意識して行動する信長の姿が描かれ、家康に天下人の器の磨き方を学ばせることだろう。 ▼そしていよいよ信長が舞台を去り、家康と秀吉との間で天下人としての覇権を争う佳境へと作品は進んでゆくことになる。 「不惑篇」は、武田との退屈なやり取りの紙数が残念でした。天下を統治する経済感覚を軸に屈指の戦国経済人・秀吉との生き方の違いが描き出せれば、第3巻も読んでみたいという期待が残った作品でした。(終)

柳生聡

2023/04/14

「家康(二)不惑篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2018.10.25 486p ¥1,980 C0093 (2023.04.14読了)(2023.03.31借入) 【目次】 第一章 再起への道 第二章 長篠の戦い 第三章 戦の後 第四章 難敵勝頼 第五章 高天神城 第六章 信長最後の...

「家康(二)不惑篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2018.10.25 486p ¥1,980 C0093 (2023.04.14読了)(2023.03.31借入) 【目次】 第一章 再起への道 第二章 長篠の戦い 第三章 戦の後 第四章 難敵勝頼 第五章 高天神城 第六章 信長最後の旅 ☆関連図書(既読) 「家康(一)自立篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2016.12.20 「どうする家康(一)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2022.12.10 「覇王の家 前編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25 「覇王の家 後編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25 「徳川家康」松本清張著、角川文庫、1964.01.20 「おんな城主直虎(一)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2016.11.25 「おんな城主直虎(二)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2017.03.25 「おんな城主直虎(三)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2017.06.30 「おんな城主直虎(四)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2017.09.30 「流星 お市の方(上)」永井路子著、文春文庫、1982.09.25 「流星 お市の方(下)」永井路子著、文春文庫、1982.10.25 「天と地と(上)」海音寺潮五郎著、文春文庫、2004.03.10 「天と地と(中)」海音寺潮五郎著、文春文庫、2004.03.10 「天と地と(下)」海音寺潮五郎著、文春文庫、2004.03.10 「天地人 上」火坂雅志著、NHK出版、2006.09.25 「天地人 下」火坂雅志著、NHK出版、2006.09.25 「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15 「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15 「下天は夢か 信長私記」津本陽著、新潮文庫、1994.09.01 「秀吉 上」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21 「秀吉 中」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30 「秀吉 下」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.10.12 「武田信玄 風の巻」新田次郎著、文春文庫、1975.07.25 「武田信玄 林の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.10.25 「武田信玄 火の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.11.25 「武田信玄 山の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.12.25 (アマゾンより) 男は経済を制し、天下の為政者となる!! 家康の真の姿を描く、大河小説第二弾。 三方ヶ原の大敗。徳川家康は己の無力さを思い知った。しかし、家臣たちの結束を見た家康は奮起する。武田信玄の死を確信した家康。織田信長との同盟で宿敵、武田家との死闘、長篠の戦を迎える。そして、武田家との内通疑惑から妻子との悲しき訣別。そして盟友、信長との最期の刻……。本能寺の変が起こるまでの奮闘と新たな歴史史観を背景に、家康の真の姿を描く、大河小説第二弾。

Posted by ブクログ

2022/10/18

三方ヶ原での敗戦から再起し、宿敵となった武田家との闘いを制し、武田家滅亡となり、織田信長を招いての最後の旅までを描く。 信康、築山殿の自害に至るまでも、丁寧に描いており、徳川家康の真の姿を映し出している。素晴らしい。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品