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天からの神火 文研じゅべにーる
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天からの神火 文研じゅべにーる

久保田香里(著者), 小林葉子

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天からの神火 文研じゅべにーる

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文研出版
発売年月日 2018/09/17
JAN 9784580823440

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商品レビュー

3.7

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2024/06/24

古代日本では神鳴り(カミナリ)は天から示される神の意志とされていた。 神護慶雲元年(767年の奈良時代末期)。この時代、地方の統治は帝から任命された国司が任地にやってきて行う。だがその土地を実際に治めているのは代々の有力者である郡司たちだ。郡司は国司に命じられた兵や農産物を差し出...

古代日本では神鳴り(カミナリ)は天から示される神の意志とされていた。 神護慶雲元年(767年の奈良時代末期)。この時代、地方の統治は帝から任命された国司が任地にやってきて行う。だがその土地を実際に治めているのは代々の有力者である郡司たちだ。郡司は国司に命じられた兵や農産物を差し出さなければいけない。しかし実際に郷の様子を知る郡司たちは郷人たちの生活の苦しさも分かるのだ。郡司の息子たちは学問を身に着け国司の元の国府で身を立てたり、武力を磨いて兵士を率いて武功を上げることを目指す。 だが坂東地方の郡司の末息子の柚麻呂(ゆずまろ)は、学問も武術もパッとしないし、性格も穏やかで覇気に欠けるところがあった。 そんな柚麻呂が、郷の少年早矢太(ハヤタ)と知り合ったことから、自分の家が治めている郷の生活に興味を持つようになる。 早矢太は弓矢は得意で、一家唯一の男として畑仕事も行っている。柚麻呂は同じくらいの年齢の少年として早矢太に親しげに接するが、早矢太は「身分が違う、お前にはわからない」とそっけない。 だが早矢太の家や郷の様子をみてゆくうちに柚麻呂は、父や兄たちの郡司としての仕事にも関わりたいと思うようになり、郷の人たちの暮らしを守るためにはなにかできないかと考えるようになる。 === 同じ作者による奈良時代児童文学が他にもあるようですが、私はこちらが初めてです。 正反対の境遇、性格の二人が分かりあっていくストーリーはよくありますが、これは物語としても登場人物たちもなかなか良い。奈良時代の租税制度などもわかりやすかったです。

Posted by ブクログ

2024/02/03

雷という自然の脅威と、人の知恵。 物事はすべて捉え方によって如何様にも意味を変えることができる。 人々が幸せに生きるための捉え方を、多少嘘をついてでも勇気をもって成すことができた主人公に拍手を送りたい。

Posted by ブクログ

2021/04/24

表紙の感じから、小学校中学年くらいをターゲットにした本かなと思っていたが、読んでみるといつもの久保田さんの作品と同じく奈良時代を舞台に少年の成長を描く物語だった。長さは短めだが他の作品と比べて明らかに易しいということはなく、恋愛要素はないけれど、今時の子供の読解力を考えたら高学年...

表紙の感じから、小学校中学年くらいをターゲットにした本かなと思っていたが、読んでみるといつもの久保田さんの作品と同じく奈良時代を舞台に少年の成長を描く物語だった。長さは短めだが他の作品と比べて明らかに易しいということはなく、恋愛要素はないけれど、今時の子供の読解力を考えたら高学年でもいいと思う。 主人公は郡の長官の息子柚麻呂。末息子で、兄達と比べると文武ともにぱっとしない。本人もそれがコンプレックスである。百姓の子ながら弓の名手である早矢太と出会い、友情を育むようになるが、明らかな身分の差と考え方の違いに気づき始める。 徴兵と徴税に苦しむ農民達は反乱を起こす計画を立てる。柚麻呂は官吏の息子として生きるのか、貧しい農民の側に立つのか苦悩する。 きちんとハッピーエンドになっていて複雑な余韻のようなものはあまりないので、そういう点では確かに『駅鈴』や『氷石』なんかと比べるとちょっと物足りない気がする。 しかし、誠実に丁寧に描かれているし、物語としてもよくできている。 しかし、絵はあまり良くない。やはり佐竹美保さんくらいの人に描いて欲しい。135ページの絵なんて、風が吹きあれている、と文章に書いてあるのに、松明の炎が上に上がっている。風に向かって走っているようには見えない。 あと、タイトルのフォントと色は何とかならなかったのか。あまりに安っぽい。

Posted by ブクログ

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