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歴史で読む中国の不可解 日経プレミアシリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2018/10/11 |
JAN | 9784532263874 |
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歴史で読む中国の不可解
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歴史で読む中国の不可解
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商品レビュー
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中華思想から、つまるところ我のみが正しい。我以外は、間違っている。 とは言っても現実には相対的なもので不安定だから、我が正しいことを証明し続けなければならない。ぶっちゃけ、間違いを認めるわけにはいかない。無謬の存在であることを、暴力を使ってでも認めさせ続けなければならない。 だか...
中華思想から、つまるところ我のみが正しい。我以外は、間違っている。 とは言っても現実には相対的なもので不安定だから、我が正しいことを証明し続けなければならない。ぶっちゃけ、間違いを認めるわけにはいかない。無謬の存在であることを、暴力を使ってでも認めさせ続けなければならない。 だから、今度は暴力革命でぶっ倒されるんだな。倒した方が正しいという、究極の野蛮な後付けだ。 元々、国民国家に馴染まないところに、華夷体制ではまあ、国交のあるところを中華からしたら、属国とか属地とか失礼に言ってたのを、国境線を考えるときに、本来の意味と変わっているはずのその言葉を盾に、うちのもんじゃと言い張ってるわけだ。 著者は、西洋からもたらされた国民国家という枠組みが絶対ではなく、別の価値観も考えなければいけないと言っていて、それは正しいんだが、実際問題、先の大戦以降は、国民国家が大前提で、他国の主権を同様に認めて成り立ってるわけなんだから、奴ら、異物でしかないやん。まさに、国際秩序への挑戦な訳で、無理でしょ。 他人には国際ルールを守らせて、自分達はそれに縛られないなんて、まさに、社会から美味しいところだけもらって体力ついたから、もう誰も俺を止められへんでという、現状になってしまった。 そんなとこでしょうか。
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歴史学者がビジネス誌に寄稿したエッセイ集的内容。中国に関する一般常識として押さえておくべき事柄が書かれているので、教養を身に着けたい社会人が中国を理解するために読むには調度よいのかも。
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現代中国を理解するためには歴史理解が不可欠であるという観点から、沖縄領有権の主張の根拠、「反日」の起源、権力と腐敗の構造、国内の民族対立問題、そして最後に「「失敗の研究」としての日清戦争」などが論じられる。個人的には中国社会とテクノロジーとの相性の悪さを論じた部分(p.139-1...
現代中国を理解するためには歴史理解が不可欠であるという観点から、沖縄領有権の主張の根拠、「反日」の起源、権力と腐敗の構造、国内の民族対立問題、そして最後に「「失敗の研究」としての日清戦争」などが論じられる。個人的には中国社会とテクノロジーとの相性の悪さを論じた部分(p.139-148)およびそれに関連した第Ⅲ章。 あと江戸時代に日本が儒教精神を身に付けようとしたが、アレルギー反応を起こして西洋文明に乗り換えたという指摘も重要か。日本経済思想史では江戸時代の儒教の影響を大きく考えすぎなところがあって、違和感を覚えていたが、中国史の専門家からそう言われるとなるほどと思う。
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