なぜか惹かれる足立区 ～東京23区「最下位」からの下剋上～ ワニブックスPLUS新書

池田利通(著者)

• 販売会社／発売会社: ワニブックス
• 発売年月日: 2018/10/09
• JAN: 9784847066139

商品レビュー

2023/02/18

某から夜ふかしで茶化されてる足立区についてまとめられた本。

著者は一般社団法人東京23区研究所所長で、東京の分析のプロ。足立区には5年ほど住んでたのみのため、ある意味偏りや上げる内容はなく客観的に書かれている。
本書の良さは豊富なデータがあり、データから見ている点が多いこと。ちゃんとデータで見ると、実態と話題性は異なることがわかる。

足立区は意外に区が頑張ってるとも言える。ビューティフルウィンドウズ運動(割れ窓理論)、イメージ払拭運動など地道な活動あっての今だろう。

個人的には、"東部三区"(足立区　江戸川区　葛飾区)のまとめ方は良いなと感じる。
あと、北綾瀬駅が"盲腸駅"は普通に笑った。たしかになんだこの駅。

少しデータが古いのがかなり難点。コロナ禍前かつデータは2010年以前のも普通に登場する。一つだけ言えるのは、コロナ禍による変化は解らずとも、足立区の歴史は知るに充分な内容である。

2022/11/11

　子どもの貧困について知りたくて読み始めたけど、そういう情報はあまり得れなかった。ただ、足立区についてはいろんなことを知れたしよかった。
　足立区、全国平均と比べるとそこまで悪くないって言うのが初知り情報。あと、もっと悪い区もあるのに足立区を言った方が受けるから足立区を悪いと言うっていうメディアの現状も知れた。意外と足立区は悪くないんだなぁって思った。足立区の悪いところを知りたくて読み始めたところあったから、そこは失礼ながらちょっと期待はずれ… （笑）

　今回は飛ばし読みで読んじゃったから、次はもっとちゃんと丁寧に読みたい！。

2021/10/05

結構数字が多いが筆者の分析力がすごい。
23区内で比べれば所得は最下層だが日本で比べれば埼玉と大して変わらない。対象をどこに置くかでずいぶん見方が変わるのだと知った。