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拳の先 文春文庫
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拳の先 文春文庫

角田光代(著者)

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拳の先 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/10/06
JAN 9784167911546

拳の先

¥220

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2021/07/24

ボクシング雑誌の休刊を機に、編集者の空也が久しぶりに訪れた鉄槌ジム。旧知の友や新たな人物との出会いの中で、彼らはそれぞれの恐怖を抱きながら戦っていた。ボクシングを通して本気で生きることは何かを問う青春エンタテインメント。 強くなればなるほど楽じゃなくなる。新鋭作家は安易な風見鶏的...

ボクシング雑誌の休刊を機に、編集者の空也が久しぶりに訪れた鉄槌ジム。旧知の友や新たな人物との出会いの中で、彼らはそれぞれの恐怖を抱きながら戦っていた。ボクシングを通して本気で生きることは何かを問う青春エンタテインメント。 強くなればなるほど楽じゃなくなる。新鋭作家は安易な風見鶏的ライターに、ノンちゃんは自分の戦いかたを身に着けた。日々生きていくことは、経験という武器を得るとともに、より厳しい戦地に向うことなのかもしれない。私の拳の先に何があるのだろう。

Posted by ブクログ

2019/05/06

『空の拳』の続編となる本作。出版社編集員の目を通したボクシングの物語。ボクシングの描写がすばらしいのですが、全編を通して描かれるのは、恐いものに立ち向かおうとしてもどうにもならないとき、「逃げる」のはつまり「見つけに行く」ことだということ。主人公やボクサーたち、ジムに通う人々の成...

『空の拳』の続編となる本作。出版社編集員の目を通したボクシングの物語。ボクシングの描写がすばらしいのですが、全編を通して描かれるのは、恐いものに立ち向かおうとしてもどうにもならないとき、「逃げる」のはつまり「見つけに行く」ことだということ。主人公やボクサーたち、ジムに通う人々の成長が丁寧に綴られ、彼らを思わず応援しています。ただちょっと長かったです。。

Posted by ブクログ

2019/02/10

新幹線で読もうと年末買って、読み損ねてから毎日電車の中で持ち歩いて読んでいた。新聞小説並みに時間がかかったが、あとがきにあるようにポスト成長物語なので、安心してドキドキしながら読めて楽しかった。残念なのは、角田光代さんの本は大体読んでいるつもりでいたのに、この本を読んでいなかった...

新幹線で読もうと年末買って、読み損ねてから毎日電車の中で持ち歩いて読んでいた。新聞小説並みに時間がかかったが、あとがきにあるようにポスト成長物語なので、安心してドキドキしながら読めて楽しかった。残念なのは、角田光代さんの本は大体読んでいるつもりでいたのに、この本を読んでいなかったのはもちろん、「空の拳」を読まずして「拳の先」を読んだこと。

Posted by ブクログ

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