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ダンサーは消える
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ザリガニヤ/新宿書房 |
発売年月日 | 2018/10/01 |
JAN | 9784880084763 |
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ダンサーは消える
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
舞踏家の人の書いた文章をまとめたもの、らしい。 とにかく言語感覚が独特で、「集注」「骨」みたいに造語と思われるものも頻繁に出てくる。詩的な言葉のつながり、つらなり、でも言葉遊びではなくて、室野井さんの身体と世界が言語化されていない段階で確かにあり、それを何とか言葉でうつし取ろうとする営みなのだ、ということが伝わってくる。だから読んでいて楽しい。私自身は身体を動かすのすごく苦手なのでイメージするのに苦労する部分も多くて、けっこうカロリーの高い本だった。こんなレベルで身体を感じられる人の感覚を文章でなぞれるなんてすごいことだ。もちろん本当にただの猿真似にもならない稚拙な動きなんだけれど。 「冬ごもり」の語源の話とか、身体のしまる、ふくらむという話など、本当に壊れそうに繊細。 びっくりしたのは、記憶と感覚と身体の話。自らの身体の感覚からアクセスされてたどり着いた境地だと思うのだが、「からだが動けば感覚も動く」「身体の奥の記憶が表面にあらわれた時、記憶は更新される」とか、別の本で読んだ科学的アプローチで明らかになってきた記憶と情動のプロセスに非常に近いことを書かれている。これほど常に身体を意識する状態であれば、理解できるものなんだろうか。すごい。 稽古のメニュー?とかメモみたいなのも面白い。 「掌の真ん中から吸いながら手を握ってゆき 吐きながら手を開いていく それを自分の、あるいは、他者の からだのいろんなところでおこなう<皮膚呼吸へのいざない>」 とか、ちょっとやってみたくなるのがたくさんある。また読みたい本。 「異化感はどこまで持続できるか。いつまで同化せずに異化をもちこたえられるだろうか。同化感覚はどこまで生きるか。つまり調和に向かいながら調和しない。……安易に向かわない、不自然の追求、異化を異化のまま、矛盾を矛盾のままに生きる、踊り続けるとはそういうこと。調和の一歩手前で踊り続ける。」
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身体感覚を言葉にすることは難しい。 しかしこの著者の身体を通して出てくる言葉はどれも美しくて読んでいるとうっとりする。 非常に興味をもったのだがすでの亡くなられている事がわかって残念に思いました。
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