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世界のかわいい本の街
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | エクスナレッジ |
発売年月日 | 2018/09/28 |
JAN | 9784767825007 |
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世界のかわいい本の街
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商品レビュー
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9件のお客様レビュー
電子書籍の襲来、図書館存族の危機、個人書店経営難の時代、昔ながらの「紙の本」の未来に希望を託し、世界中の「本の街」を訪ね歩いて紹介した、嘗てなかった画期的なガイドブック。ヘルマン・ヘッセ、E.M.レマルク、イサドラ・ダンカンら多くの作家、芸術家、哲学者が集まったスイスのアスコ...
電子書籍の襲来、図書館存族の危機、個人書店経営難の時代、昔ながらの「紙の本」の未来に希望を託し、世界中の「本の街」を訪ね歩いて紹介した、嘗てなかった画期的なガイドブック。ヘルマン・ヘッセ、E.M.レマルク、イサドラ・ダンカンら多くの作家、芸術家、哲学者が集まったスイスのアスコ-ナ、『メアリ-・ポピンズ』のP.L.トラバ-スが暮らしたオーストラリアのバウラル、スペインで唯一バ-よりも書店の多い街ウルエニャ、世界で随一の読書好きな国アイスランドのセルフォスなど、本のある風景に癒される一冊。
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『一冊の本、一軒の書店では物足りない。 そんなときは、町全体が本にあふれた「本の街」へ』 上記の文章に、心ときめいた私。 こんな夢のような場所が、世界中にあるなんて! しかも、どの街も歴史を感じさせる、その景観の美しいこと。 「本の街」を作ろうとする動きは、1960年代、ウ...
『一冊の本、一軒の書店では物足りない。 そんなときは、町全体が本にあふれた「本の街」へ』 上記の文章に、心ときめいた私。 こんな夢のような場所が、世界中にあるなんて! しかも、どの街も歴史を感じさせる、その景観の美しいこと。 「本の街」を作ろうとする動きは、1960年代、ウェールズにある、『ヘイ・オン・ワイ』のリチャード・ブースによって始められ、1980年代に大きく花開き、その大半が田舎にあるのは、店舗を安価で借りられて、誰もが開業しやすいからとのことですが、それ以上に、その街をいつまでも残しておきたい故郷への愛や、歴史的文化遺産を大切にしたい、過去からの思いを未来に繫げようとする、崇高な意志を感じられたことに、とても心を打たれました。 しかも、それが電子書籍に押され気味の、「紙の本」の、未来を照らす希望の光になると共に、その地に暮らす人たちや訪れた観光客の、生活や心を豊かにし、その街の歴史にも触れられる。 これはもう、言うこと無しですよね。 また、本書は、ビジュアルガイドブックということで、写真も多く使われており、見るだけで行った気にもさせられそうですが、実際に、このジャンルの本が欲しければ、ここみたいな店舗の紹介や、街のウェブサイトに、街への行き方も載っているので、旅行ガイドとしても充分だと思います。 ただ、データは2018年のものなので、最新の情報は、取得しておいた方が良いと思います(行ってみて、店が休みというのが一番辛い)。 特に、印象的だった街をいくつか。 フェザーストン(ニュージーランド) そこにある、三つの小学校の子どもたち全員に、フェスティバル開催中の週末に利用できる10ドルのクーポンを支給。 フィヤーランド(ノルウェー) 白夜に、ヨーロッパ大陸最大の氷河、ヨステダール氷河に接する『ソグネ・フィヨルド』を望む町で、古い建物を大切に再利用する姿勢に深く共感。 夏の間、ボランティアスタッフとなって働くこともできる。 ヘイ・オン・ワイ(ウェールズ) すべてはここから始まった、「本の街」発祥の地。 「ヘイ城」の敷地内に置かれた無人書店、探偵小説が揃う書店、「マーダー・アンド・メイヘム」、本の博物館がある、ホテル「バスカヴィル・ホール」、どれも魅力的。 カトレンブルク(ドイツ) ベルリンの壁崩壊の時、廃棄された本を拾い集めて、無料で分け与えた、聖ヨハネ教会の「マーティン・ウェスコット牧師」の逸話に感動。 リリプットハンメル(ノルウェー) 建物が全て4分の1サイズの、世界でたった一つの「子どもの本の街」。 子ども以外、立ち入り禁止の図書館「ビブロ・トーイェン」には、ボルボのトラックのボンネットにソファーが据えられたりと、子どもたちの声をデザインに取り入れている。 モンテレッジョ(イタリア) 「セバスティアノ・ダ・ポントレーモリ」が、この村で初めて書店を開いてから(1490年代後半)、100年の間に、多くの住民たちが本の行商を始めた、歴史ある村。 街を取り囲む、城壁の上に並べられた本が、また印象的。 パジュ(韓国) 書店、ブックカフェ、出版業者以外の建物が存在しない、北朝鮮との国境から南にわずか10kmほどの、朝鮮半島の非武装地帯付近の湿地を開墾した場所にある。 ウルエニヤ(スペイン) スペインで唯一、バーよりも書店の数が多い村。 ウィグタウン(スコットランド) 最長2週間まで、自分の書店を開くことができる、「ジ・オープン・ブック」。その間は、上階のアパートに滞在可能。 ちなみに、神保町も載っており、外国のジャーナリストならではの書き方が興味深かったです(村上春樹の作品にも登場するほど有名な町という表現)。 また、1913年に起こった大火や、1923年の関東大震災を乗り越え、第二次大戦中の、度重なる空襲も免れた、といった歴史を感じさせる表現には、日本人として胸に迫るものがあり、海外から多くの愛書家が訪れるのも肯ける、誇りある町だと、改めて感じ入りました。 それから私の望みとして、いつか、日本の素朴で自然豊かな場所にも、「本の街」が出来るといいなあ。
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おもしろかったー 写真目的で読んだけど、内容もめちゃくちゃ興味深かった! 子供しか入れない、子どもだけの街「リリプットハンメル」なんて、行ってみたかったな。スキーリフトとか3輪自転車に座って本読めるんだって。素敵だ。
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