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不敗の名将 今村均の生き方 組織に負けない人生を学ぶ 祥伝社新書
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不敗の名将 今村均の生き方 組織に負けない人生を学ぶ 祥伝社新書

日下公人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2018/10/01
JAN 9784396115517

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商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2024/05/06

日下公人の本を3冊連続で読んだ。これは著者が敬愛する名将、今村均の生き方を紹介するもの。企業の経営者にも通ずるものだが、民間企業の経営と戦争中の大部隊を率いて敵と直接、命を掛けて戦って勝利することとは全く次元が違うと思う。頭脳明晰な人は今でもたくさん居ると思うが、その上で何を目指...

日下公人の本を3冊連続で読んだ。これは著者が敬愛する名将、今村均の生き方を紹介するもの。企業の経営者にも通ずるものだが、民間企業の経営と戦争中の大部隊を率いて敵と直接、命を掛けて戦って勝利することとは全く次元が違うと思う。頭脳明晰な人は今でもたくさん居ると思うが、その上で何を目指しているかについて冷静に考えることができ、かつリソースを大切にすることができる人はあまり多くない。日本のリーダーにこういう人が出てくるのはいつだろう?

Posted by ブクログ

2023/05/07

今村均は太平洋戦争時の帝国陸軍軍人として私が最も尊敬する人物の1人だ。本書タイトル「不敗の名将」副題の「組織に負けない人生を学ぶ」は今村均の生き方から、現代社会における組織内でのリーダーのあり方について言及する。今村の生い立ちから陸軍への志願、そして陸軍大学を首席卒業後まで少尉時...

今村均は太平洋戦争時の帝国陸軍軍人として私が最も尊敬する人物の1人だ。本書タイトル「不敗の名将」副題の「組織に負けない人生を学ぶ」は今村均の生き方から、現代社会における組織内でのリーダーのあり方について言及する。今村の生い立ちから陸軍への志願、そして陸軍大学を首席卒業後まで少尉時代から中将まで(支那事変まで)に経験したことを、本人が戦後に記した「回想録」を引用する形で本書は進んで行く。 若い時分から正しい事をはっきり上官に示し、階級社会の軍隊では時に周囲から注意を受ける様な厳正な態度で事に当たる。今時この様な勇気ある管理職(陸大出の将校にはすぐに部下が付く)はあまり見かけないが、リーダーのあるべき姿を地で行くような人間だ。中隊長クラスでは100名以上の部下を持つわけだが、全員の所属と名前、出身などを記憶していたそうだ。部下全員の怪我や健康状態にも気を配り、怪我を負った兵士を見かけると、その日の診察簿に名前がないことにも気付いたと言うエピソードから、チームとメンバーを大切にしていた事が窺える。100名足らずの組織に何年も在籍しながら、一向に顔と名前が一致しない私など、情けないこと極まりない。 若い頃から部下を大切にする態度も大変立派だが、その背景に、人を信頼し、人に対して性善説にあること、善悪の判断にブレがない事、どのような状況に直面しても判断が早い事、機転が効き悪い状況に於いても複数の代案がすぐに出せる事、数え上げたらキリが無い程、リーダーに必要な素養を全て兼ね揃えている。特に性善説をとる立場は、周囲の人間に対しても、自分が信頼されれば自ずと相手を信頼しようとするという信頼の輪をどの様な組織でも作ることができる優れた考え方だと感じた。何かにつけて競争を意識する会社であっても、自分の利よりも会社の益を、他者との協力を重視するには性善説に基づく信頼感が基礎になければ難しい。 そんな今村の周囲にも人格形成や立ち振る舞いに好影響を及ぼす偉人的な人々が多くいた事にも引用からわかる。特に上原勇作元帥とのやりとり、そして戦後に元帥婦人が亡くなる前のやりとりに関するエピソードなどは胸が熱くなる。 本書は回想録を読んだ方も、まだ読んでない方も十分楽しめる内容となっており、今村均という人物の叡智を知る上ではもってこいである。 おわりに記載された、戦後の戦犯としてのエピソードを知る方の方が多いかもしれない。巣鴨から部下のいる劣悪なマヌス島の監獄への移動を希望し、マッカーサーをして真の武士道と言わしめた話は有名だ。本書は太平洋戦争前で終わる為、今村の功績として有名なパレンバンへの空挺部隊の降下作戦やインドネシアで行った軍政については触れられない。今村均の真の凄さはそこでこそ発揮されると考えていたが、やはり本当にすごい人物は若い頃から抜きん出ていた事を本書にて知る事ができる。本書を機にそうした太平洋戦争から戦後の捕虜時代についても是非読んでいただければと思う。 なおこの場を借りて推薦させて頂くなら、角田房子氏の「責任 ラバウルの将軍今村均」は内容も読みやすさも秀逸だったと記憶する。真のビジネスリーダーを目指す方の参考になればと考える。

Posted by ブクログ

2022/01/30

インドネシアの話を読みたかったので、ちょっとがっかり。周りに尊敬されるサラリーマン像みたいな話で参考にはなった。

Posted by ブクログ

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