1,800円以上の注文で送料無料

ジャック・オブ・スペード
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

ジャック・オブ・スペード

ジョイス・キャロル・オーツ(著者), 栩木玲子(訳者)

追加する に追加する

ジャック・オブ・スペード

定価 ¥2,530

¥990 定価より1,540円(60%)おトク

獲得ポイント9P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2018/09/22
JAN 9784309207490

ジャック・オブ・スペード

¥990

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/01/30

きゃーっ!面白かった!(風邪気味) 小説家が主人公の「ジキル博士とハイド氏」。家族を養うために素敵な家に住んで、人が羨ましがるようなイメージで作家像を作る一方、酔いにまかせ欲望任せに書きなぐった作品も別名義で家族には内緒で出版している。 ある日盗作疑惑で裁判が起こりストレス発症...

きゃーっ!面白かった!(風邪気味) 小説家が主人公の「ジキル博士とハイド氏」。家族を養うために素敵な家に住んで、人が羨ましがるようなイメージで作家像を作る一方、酔いにまかせ欲望任せに書きなぐった作品も別名義で家族には内緒で出版している。 ある日盗作疑惑で裁判が起こりストレス発症。むくむく存在を現すハイド氏。長年気になりはしたけどスルーしていた家族の問題も色々我慢が出来なくなり爆発してしまいました。。。 結構スティーブン・キングの名前出てくるけど、まあ巨匠としてのイメージであるけど、本人的にどうなんだろ。

Posted by ブクログ

2018/11/13

二重人格もののホラー。 「紳士のためのスティーブン・キング」と評される作家アンドリュー・J・ラッシュは成功したミステリ作家で地元の名士。妻と成人した子どももいて何不自由ない暮らしをしている。しかし、夜中には覆面作家ジャック・オブ・スペードとして暴力と悪意と差別に満ちた作品を書いて...

二重人格もののホラー。 「紳士のためのスティーブン・キング」と評される作家アンドリュー・J・ラッシュは成功したミステリ作家で地元の名士。妻と成人した子どももいて何不自由ない暮らしをしている。しかし、夜中には覆面作家ジャック・オブ・スペードとして暴力と悪意と差別に満ちた作品を書いている。アンドリューが盗作したと頭のおかしい老女から訴えられたことをきっかけに、辛うじて保たれていたアンドリューの精神バランスが狂い始める。筋だけで言えば、こういう話、普通の作家でも考えつきそうではあるのだが、さすがオーツ、怖さの質が違う。 主人公の犯罪より、彼の精神状態が怖い。紳士的な社会人で立派な父親の顔に隠れた、どうしようもない悪意が怖い。 キングやアップダイクからアイデアを盗まれたと主張する老女の小説が、欠点はあるもののプロットなどに光るものがあり、彼女が女でなかったら、あるいはもう少し世渡り上手だったり美人だったりしたら(男に引っ張りあげてもらえるような)、結構いい作家になれたかもしれない、とか、主人公の妻が若い頃純文学作品で素晴らしいものを書いていて、彼女のアドバイスにおかげで彼の作品が奥行きと芸術性のあるものになった、とか、女性が才能を伸ばして認められることがいかに難しいか、ということもちゃんと書いている。そこにつけこむ男社会のエゴイズムについても。 単なるホラーなら、作家はいっぱいいる。でも、この忍び込んだら心から出ていかないような厭な感じはオーツにしか書けない。 このところ体力が落ちて、イッキに読めなくなってたけど、これは目が離せなかった。そして読み終わっても興奮して目が冴えるっていうのも久しぶり。 ノーベル賞、取ってほしいな、オーツに。

Posted by ブクログ

2018/10/27

もっと二重人格的なところが引き立つのかなと思ったけど、割りと平凡な巻く引きだった。子どもの頃に犯した罪、奇妙な乱入者、錯乱、というのはつかいふるされた流れではなかろうか…

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品