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正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考 21世紀型ビジネスに不可欠な発想法
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ワニ・プラス/ワニブックス |
発売年月日 | 2018/09/07 |
JAN | 9784847096754 |
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正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考
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商品レビュー
2.7
7件のお客様レビュー
フォーキャスト思考の反対概念としてのバックキャスト思考。制約の本質を見誤らないとか、障害を内に取り込んでとことん考えてみるとか、ヨシタケシンスケの「あつかった脱げばいい」じゃないが暑かったら温度を下げようとするのでなく立場をひっくり返してみるとか、いずれも大事なことで、いいこと書...
フォーキャスト思考の反対概念としてのバックキャスト思考。制約の本質を見誤らないとか、障害を内に取り込んでとことん考えてみるとか、ヨシタケシンスケの「あつかった脱げばいい」じゃないが暑かったら温度を下げようとするのでなく立場をひっくり返してみるとか、いずれも大事なことで、いいこと書いてあると思う。 しかし、バックキャスト思考のアプトプット例として繰り返し自画自賛されているのが泡の浴槽なので、正直ちょっとずっこける。 P030 私たちの脳はフォーキャスト思考に陥りやすい仕組みになっている【中略】報酬系の望む「素早い解決」が容易になっている分だけ「制約を受け入れる」というじれったさへの抵抗感は強まってしまうでしょう。 P043 「温室効果ガスの排出量を増やさない」という制約も「ひとまず今よりも減ればいい」というレベルにとどめるか、「国の定める目標値を達成する」とするか、または「ゼロに可能な限り近づける」と考えるかで、導かれる解は全く異なるでしょう【中略】一見単純なように見える成約でも、その背後にあるものを厳しく見極めていけば、本質的な「真の制約」が見えてきます。バックキャスト思考においては、この「真の制約」を見出し受け入れることが非常に重要です。 P49 バックキャスト思考は、理論上、25年~75年後というタイムスケールを想定するのが最も有効だとされています。 ・複雑で、長期的な社会動向や外部的な要因に左右される問題 ・現在の延長線上ではなく、解決のためには大きな変化が必要な問題 P053 制約は、フォーキャスト思考においては、一刻も早く排除されるべきものでした。しかしバックキャスト思考における制約は、「問題点を明らかにするための原点」となります。 P075 シンプルクエスチョンを効果的に行うポイントは、論理性、正当性について問うことです。「将来予測」「解決策」「事実の確認」についての問いかけはシンプルクエスチョンとして有効ではありません。 論理性 〇矛盾していないか 〇原因、仕組みは何か 〇なぜ改善していかないのか 正当性 〇なぜそうなるのか 〇あるべき姿に反していないか 将来予測 ×将来どうなるのか いつまで続くのか 解決策 ×~するのは可能か どうしたら解決するのか 事実の確認 ×事実関係はどうなっているのか ←問いではなく制約の確認にのみ使う P142 震災による心の傷が何年経っても癒えていない人は少なくないと思います。しかし、その行動はたった100日で元に戻ってしまうのです。【中略】「生活価値の不可逆性」を肯定したうえで、厳しい制約の中でもワクワクドキドキできる魅力的な解を導き出すことが大事なのです。 P202 長期の経営戦略で描かれている社会は、どの企業のものも驚くほどそっくりです。秘密保持契約がなければ、一堂に集めて展示会をしたくなるくらい、本当に同じものばかりなのです。そうなってしまうのは、これらの絵がすべてフォーキャスト思考で描かれているからに他なりません。【中略】もちろんバックキャスト思考が絶対善とは限りません。フォーキャストとバックキャストの両方の会を並べ、よりよいものを選べばいいのです。大事なことはバックキャスト思考ができるようになると視点が変わるということです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトル通り、バックキャスト思考とは何かを解説した本。 目の前の制約(問題)を肯定して受け止める、というのが肝。その制約の中で解を見つけるのが正しい思考法だそうで、勝手な理想の未来(ゴール)を想定して逆算する考え方や制約を我慢するのは間違いだそうです。 22ページにある上述の定義と1章の終わりにある「バックキャスト思考の基本手順」を立ち読みすれば、本書は十分です。 自然に学ぶ、という事例はバイオミメティクスの話なので、ちと違うかな、と思いました。
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新しい視点での考え方としては面白いのですが、実際に自分がその思考をどう実現していけるのかイメージしにくかったです。
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