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ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フィルムアート社 |
発売年月日 | 2018/08/01 |
JAN | 9784845917150 |
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ならず者たちのギャラリー
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
美術史に関する書物は数多くありますが、 本書は画商、美術商にスポットをあてて、 彼らの存在がどのように美術史に影響を与えたか? というようなことが書かれています。 画商、美術商といってもタイプはいろいろです。 ただ単に美術品を商品と考え、 利益のことしか頭にない商人タイプ。 い...
美術史に関する書物は数多くありますが、 本書は画商、美術商にスポットをあてて、 彼らの存在がどのように美術史に影響を与えたか? というようなことが書かれています。 画商、美術商といってもタイプはいろいろです。 ただ単に美術品を商品と考え、 利益のことしか頭にない商人タイプ。 いまは無名だけれど 将来有望な画家を育てることに一生懸命なタイプ。 新しいブームを生み出そうとするプロデューサータイプ 商人であり、擁護者であり、開拓者であり、 探究者であり、研究者であったともいえます。 ここに記されているのは、 古代ローマから現代にいたるまでの 美術品に関する取引にまつわること。 時代によって翻弄されたのは、 アーティストだけでなく、 画商も同じだったということがよくわかりました。 芸術の中心地がオランダからイタリア、 イギリス、フランス、ドイツ、そしてアメリカへと 移り行く様子も興味深く描かれています。 ほかにも、なるほどそうだったのかと 感心させられるエピソードが満載。 いずれにせよ彼らの存在がなければ、 芸術の進化、発展はなかったかもしれません。 また、いま世界各国の美術館で 様々な絵画や美術品を鑑賞することができるのも、 彼らのお陰かもしれません。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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美術品の制作者とその回りにいる人とお金の話しです。 画家へのお金は、どのようにして画家の手に 王様や貴族がパトロンとなっていた時代から現代まで、まぁ~知らない事ばかり! イヤ、知りたくなかった事ばかり? 名もない画家を見いだし、援助し、売り出していく博打のような仕事に人生をか...
美術品の制作者とその回りにいる人とお金の話しです。 画家へのお金は、どのようにして画家の手に 王様や貴族がパトロンとなっていた時代から現代まで、まぁ~知らない事ばかり! イヤ、知りたくなかった事ばかり? 名もない画家を見いだし、援助し、売り出していく博打のような仕事に人生をかけている 人達、傲慢になっていく画家と渡り合う人達 あー、画家だってお金持ちになりたいよね 知識として、こぼれ話しとして、面白かったです。
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ならず者というタイトルがやや刺激的過ぎて、画商の胡散臭そうなイメージが増幅して読んでしまいがちだが、勿論多少なりともそういう輩もいたと思うが、必ずしもそうではない。 中世からのアーティストを支えてきたパトロンの役割が、画商に取って代わり現代へと続いていく流れは、政治や経済、戦争の...
ならず者というタイトルがやや刺激的過ぎて、画商の胡散臭そうなイメージが増幅して読んでしまいがちだが、勿論多少なりともそういう輩もいたと思うが、必ずしもそうではない。 中世からのアーティストを支えてきたパトロンの役割が、画商に取って代わり現代へと続いていく流れは、政治や経済、戦争の影響も大きいが、とても面白い。 もし世界大戦がなかったら、アートの中心は現在のアメリカではなく、ヨーロッパのままだったかもしれないし、コンセプチュアルなアートはまた違った形、若しくはなかったかもしれないと思うと、不思議な感じがする。 なんとなく現代のアートは、日本語の美術という言葉ではなく、アートなんだなぁと思う。
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