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脱藩さむらい 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2018/09/06 |
JAN | 9784094065558 |
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脱藩さむらい
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
暗く重くて、爽快感が無い読後感。 西国の藩の奉行所同心頭として働く香坂又十郎は、剣道場の師範代であり、藩の試合で10人抜きをした腕利き。妻と幸せに暮らしていたのに、妻の弟が藩の謀反を企んでいるとして討手に選ばれる。妻にも詳細を言えず、また命ずる側からも詳細を聞かされず。 主人公の...
暗く重くて、爽快感が無い読後感。 西国の藩の奉行所同心頭として働く香坂又十郎は、剣道場の師範代であり、藩の試合で10人抜きをした腕利き。妻と幸せに暮らしていたのに、妻の弟が藩の謀反を企んでいるとして討手に選ばれる。妻にも詳細を言えず、また命ずる側からも詳細を聞かされず。 主人公のやり切れない思いが、読んでいて伝わってくる。後半の江戸で義弟に会うまで、それが続く。義弟を助ける良い手段は無いのかと思ったが、非情にも・・ 藩命を全うしたのに、それでまた脅されて理不尽な命令が続く。主人公に明るい未来は来るのだろうか?
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石見国、海に恵まれた浜岡城下(浜田のことか)、に暮らす香坂又十郎と妻万寿栄。藩の密命(脱藩者、妻の弟、兵藤数馬を討て)で又十郎(田宮神剣流の達人)は大坂へ。次いで江戸へ。江戸では「源七店」に身を置く。金子成人「脱藩さむらい」シリーズ№1、2018.9発行。物語は藩の密命の部分と、長屋での暮らしの部分が交互に進んでいく。密命部分は、わけもわからず、テンポも悪く面白くない。長屋部分は住民との交流など読んでて楽しい。藩の命令を実行しても石見に帰れず。なぜか、又十郎も脱藩者に。この辺は不可解。さて今後どうなる?
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新シリーズは、冒頭から丁寧に主人公の人となりを、丁寧に描いてゆく。 妻にも仕事にも真摯に向き合い、剣を愛し、釣りを愛し、人を愛する主人公を魅力的に描く。 ところが読み進めてゆくと、事もあろうに、どう見ても悪役側にその運命を翻弄されてゆく。 国元で正義を貫く奉行所でお頭として...
新シリーズは、冒頭から丁寧に主人公の人となりを、丁寧に描いてゆく。 妻にも仕事にも真摯に向き合い、剣を愛し、釣りを愛し、人を愛する主人公を魅力的に描く。 ところが読み進めてゆくと、事もあろうに、どう見ても悪役側にその運命を翻弄されてゆく。 国元で正義を貫く奉行所でお頭として働くその人が、自分たちに反対する勢力を削ぎ落とすという殺し屋として働かされることになるのだ。 すでに主人公に魅力を感じている読者である我々は気を揉むばかり。。。。 期待大のシリーズ第1巻。
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