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知略を養う 戦争と外交の世界史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | かんき出版 |
発売年月日 | 2018/09/05 |
JAN | 9784761273651 |
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知略を養う 戦争と外交の世界史
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14件のお客様レビュー
史実から吸収する大局観 ファクトに基づきつつ出口治明氏の洞察を加え、数千年の歴史から現代に活きる考え方を学べる。 ■概要 戦争と外交というタイトルのとおり、戦争をどう終わらせたか、どの様な決着をみたか=「条約」の経緯を深掘りしていく。戦争の終わらせ方、交渉の妥結にも理念やグラ...
史実から吸収する大局観 ファクトに基づきつつ出口治明氏の洞察を加え、数千年の歴史から現代に活きる考え方を学べる。 ■概要 戦争と外交というタイトルのとおり、戦争をどう終わらせたか、どの様な決着をみたか=「条約」の経緯を深掘りしていく。戦争の終わらせ方、交渉の妥結にも理念やグランドデザインがないと厳しいという。中世ヨーロッパのキリスト教の分裂や宗教改革と三十年戦争(ウェストファリア条約)という欧州でのキリスト教が中心だが、宋の話やモンゴルの話もありまさに世界史。 ■感想 1番の学びはフランス革命〜ナポレオン登場〜ウィーン体制〜諸国民の春という「ネーションステート」誕生の流れ。王政を倒すフランス革命のDNAがナポレオン戦争によって欧州中に波及したという観点は賛否あるだろうが興味深い。ウィーン体制という伝統主義、王政への回帰で2歩戻った様に見えるが、結果それが1848年の2月革命・3月革命いわゆる諸国民の春となり、3歩進んでネーションステート誕生となる。 唯一気になるのは出口さんに国家観や日本をどうみるかという観点が見えないところ。虚心坦懐に史実をみると、確かに中華は偉大であるが、同時に負の側面もあるにもかかわらず、国連の常任理事国なのだから言うことを聞け、というのはあまりに既存の"レジーム"を肯定しすぎ。 対DPRコリアでも、日本は大人しく6カ国協議の再会を待て、というのはやや机上の空論ではないと思う。 これにこそ理念がないのではないか?と思います。
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出口先生の世界史本を立て続けに読ませて頂きました。世界史音痴の私にも、また少しずつ繋がってきて、更に興味が湧いてきました。20世紀の二つ(一つ)の戦争が極めて分かりやすく書いてありました。フランクリン・ルーズベルト、先を見据えたとして政治家して記憶しておきたいと思います。
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『#戦争と外交の世界史』 ほぼ日書評 Day567 有名漫才師やYouTuberを使ったTVコマーシャルをガンガン流しながら、業界最安的イメージ作りを狙う、某生保元代表の著書である。 本書中盤で「連合王国」という見慣れぬ表現が多用される。これは何かというとUnited Ki...
『#戦争と外交の世界史』 ほぼ日書評 Day567 有名漫才師やYouTuberを使ったTVコマーシャルをガンガン流しながら、業界最安的イメージ作りを狙う、某生保元代表の著書である。 本書中盤で「連合王国」という見慣れぬ表現が多用される。これは何かというとUnited Kingdom(いわゆるUK)の訳語として、グレートブリテンやイギリスとは異なる概念として本書で導入される用語だ。これ自体は、厳密を期す意味で、首肯できる面も多い。 その一方で、だ。 Charter of the United Nationsの日本語訳は一般に「国際連合憲章」。では、United Nations の訳語をご存知だろうか? これが馬鹿げたことに、第二次世界大戦(便宜的にこう呼ぶが)のさなかでは「連合国」、戦後は「国際連合」と呼び分けられるのが通例だ(Wikipediaによれば連合国としての用法は1941年に遡るとのこと)。 評者は常々、この点に違和感を感じており、「連合王国」という耳慣れない訳語を持ち込んでまで厳密さを記す著者であれば、この点についても何某かの配慮をしてくれるのだろう!と期待して読み進めた…のであるが、その期待は見事に裏切られた。 さらに、である。最終章は全面的なルーズベルト礼賛に数十頁が費やされることになる。 巻末14頁もの長きに渡って参考図書名が列挙され、多忙なビジネスの合間に1万冊を越える本を読んだと言われている著者が、Day653でも紹介したように、東京裁判の時点で既に評価に疑問符の付いていたルーズベルトに関する論調を耳にしたことが無いということは考えづらい(本書の初版は2018年9月)。 逆に言えば、と総括すると、強固に構成されたこの世代の史観とはかくも恐ろしいものということを再認識できる、という意味で学びの多い一冊と言っても良いのかもしれない。 一方で、博識を誇る著者の記述から、新たに得た知見も多かったことも申し添えねばフェアでないだろう。 知らなかったのネタ、ひとつ目。 宋(そう)と遊牧民族であるキタイの間に結ばれた「澶淵の盟」。大量の絹と銀を、宋がキタイに支払うという内容であったため、実質的に国力の劣る側が「カネで平和を買う」という認識を長らくされて来たが、近年、今で言う「ODA」のようなものだったという解釈が有力になっているという。 すなわち、確かに宋側からの支出はあるものの、技術(者)や資機材のないキタイは、その欠落を埋めるために、宋からの輸入(宋への対価の支払い)が不可避であり、宋側の産業が大いに潤ったというのだ。 聞いてビックリのふたつ目。 本来、キリスト教においては「ローマ帝国においてキリスト教は国教ですから、イエスの代理人は皇帝です。ローマ教皇の立場はイエスの1番弟子ペテロの代理人に過ぎません。そのためにローマ教皇を誰にするかも、各教区の統領である司教の叙任権も、ローマ皇帝の思うがままになっていたのです」 天皇と将軍のように、ローマ教皇(法皇)がいちばん偉いのだとばかり。でも、確かに序列の最高位は皇帝だものね。これが逆転されたから「カノッサの"屈辱"」なわけか。ちゃんと世界史勉強しなかったのがバレるなあ。 https://amzn.to/3fhLunq
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