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決定版 銀行デジタル革命 現金消滅で金融はどう変わるか
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決定版 銀行デジタル革命 現金消滅で金融はどう変わるか

木内登英(著者)

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決定版 銀行デジタル革命 現金消滅で金融はどう変わるか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2018/08/24
JAN 9784492681459

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決定版 銀行デジタル革命

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商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2022/03/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

フィンテックは日本ではメガバンク自身が乗り出している。 全銀ネットは、決済尻を日銀ネットに送信して、当座預金の残高を決済する。 日本では、フィンテックはライバルというよりコスト削減の技術として捉えられた。 銀行の土管化=フィンテック企業に取引を奪われると単にお金をやり取りして手数料を受け取るだけ、になる。 フィンテック事業に乗り出さざるを得ないが、手数料を失いかねない。 ビットコインの決済は、ブロックとして認定されるまで確定しない。約10分かかる=DLTの10分の壁。 民間銀行の独自のデジタル通貨=三菱UFJ、みずほFG スマホ決済の安全性の疑い、現金志向、コストが障害になっている。 ケニアではエムペサが決済の主流=金融インフラが未発達だったため アリペイは顧客の手数料は無料。日本では銀行が決済情報の利用ができないため、難しい。 アマゾンエフェクト=通販の拡大が物価を押し下げた 日本では、個人情報に敏感で匿名性のある現金を好む、低金利、治安がいい、ATMが多いなどの理由で広がらない。 日本は高額紙幣の割合が多い。 現金流通はコストがかかる。日銀と民間銀行が負担しているが、最終的には消費者が負担している。 現金利用は所得格差を拡大させる。海外では口座維持手数料が高額なため。 日本は金融機関の店舗数がドイツに次いで多い ボラティリティターゲッティング投資戦略がリスクを増幅している。 高ボラティリティ=高リスクだが高金利。ボラティリティが低い状態では投資が集中してさらに下がるのに対して、上昇局面では投げ売りがでるためさらに上昇する。 仮想通貨はサイバー空間の金。 マイニングの電気量を考えると、1ビットコインは40万円。DLTの費用を賄うためには手数料が高くなる。 コダックコイン=ICOの一種。自治体もICO。 日銀はDLTは技術として成熟していないという判断。 景気ウォッチャー調査のテキストデータの分析=AIの活用 ウルグアイでデジタル通貨eペソを発行 スウェーデンでは付加価値税が高く、脱税を避けるためにレジスターに装置をつけている。そのためキャッシュレス化推進の大きな誘因。 eクローネを発行。 民間銀行が発行するか、中央銀行が直接発行するか。中央銀行が取引履歴を持つ可能性。 銀行をナローバンク化すれば金融システムはリスク伝播を防げる。信用創造機能がなくなる。 現金流通コストの低減とマネーロンダリング防止の効果 シニョレッジの減少を回避できる。 日銀の付利はマイナス0.1、0,プラス0.1の三段階ある。 デジタル通貨がゲゼル紙幣を実現させる。 日本の現金志向はやすやすとは改まらない。

Posted by ブクログ

2020/05/16

ブロックチェーン・ビットコインの話もあるが、本書の本筋は「銀行」そのものがどういう変化をしていくのか?の話。 お金そのものの変化がこれからどうなるのか? 本書では「案外、現金がまだまだ残って、電子マネー化は時間がかかる」旨が書かれている。 単純に保守的という話でない。 日本の文化...

ブロックチェーン・ビットコインの話もあるが、本書の本筋は「銀行」そのものがどういう変化をしていくのか?の話。 お金そのものの変化がこれからどうなるのか? 本書では「案外、現金がまだまだ残って、電子マネー化は時間がかかる」旨が書かれている。 単純に保守的という話でない。 日本の文化的背景や、現在の銀行システムの状況を考えての回答の導きなので、説得力はある。 自分でも意外と今でも現金を使っているからだ。 何より本質は「現金を不便と感じない」に尽きるだろう。 逆に電子マネーなどの方が不便を感じてしまうほど。 チャージしたりも手間だが、そもそも種類が多すぎる。 SUICAしか使えなかったり、ドコモIDしか使えなかったりもある。 大体日本銀行が新札発行を発表しちゃったものだから、「え?キャッシュレス社会目指すんじゃないの?」と、ずっこけてしまったほどだ。 しかしそれこそ究極の無駄使いだ。。。(日本らしい) 銀行は新札対応をするためにATMを入れ替えるのだろうか。 町の自動販売機も入れ替えるのか? 確かに、急激なキャッシュレス社会にしたら、使いこなせない老人はどうする?などの問題はあるかもしれない。 だからと言って、多大なコストをかけ続けて今のままいくのだろうか。 本書にも書かれているが、実は「現金」を維持するのは、銀行も含めて社会全体で潜在的な大きなコスト負担となっている。 これらがもし全部キャッシュレスになれば、相当にコストは改善され、お金の流れは滑らかになり、銀行の収益も改善され、結果税収が増えるのではないだろうか。 一方、世界でキャッシュレス化が進んでしまい、「円」そのものが必要なくなった場合の世界はどうなってしまうのだろう。 それはそれで便利な気がする。 海外旅行の際も、両替をする必要性もない。 海外送金もレートを気にせず、手数料も気にせず利用可能だ。 ただし「国」の存在意義が、「お金の発行権利」である以上は、世界統一の電子マネー化はなかなか厳しいか。。。 そんな中でfacebookのリブラコインの発表。 お金そのものがどうなっていくのか? 銀行がどうなのるのか?についてもそれ次第だ。 まだまだ安心してはいられないから、常に意識していかないと。 (2019/10/1)

Posted by ブクログ

2020/03/25

文章のなめらかさ、分かりやすさのレベルが高くて読みやすかった。深いナレッジを得たい人向けではないけれど

Posted by ブクログ

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