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新訳 お気に召すまま Shakespeare Collection 角川文庫
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新訳 お気に召すまま Shakespeare Collection 角川文庫

シェイクスピア(著者), 河合祥一郎(訳者), 金子國義(イラスト)

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新訳 お気に召すまま Shakespeare Collection 角川文庫

定価 ¥770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/08/24
JAN 9784041071878

新訳 お気に召すまま

¥495

商品レビュー

2.7

4件のお客様レビュー

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2022/05/08

図書館。以前この作品を元にした演劇を見たことがあったので、原作が気になって。 「マクベス」を先に読んで、戯曲式の本に慣れていたからか、はたまた訳者の能力か、悲劇でないのが良かったのか、とても読みやすかった。また言葉遊びや注釈もわかりやすかった。

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2021/02/23

2021/2/22 舞台が宮殿から森へ、登場人物が各所にバラけるのに最終的に結婚という形で一同が集結。無秩序から秩序への運動を見ているよう。 それと、例のごとく恋に関する金言多し。シェイクスピアの戯曲は内容はもちろんのこと、その中から普遍的真理を語る部分を発掘する面白さもある...

2021/2/22 舞台が宮殿から森へ、登場人物が各所にバラけるのに最終的に結婚という形で一同が集結。無秩序から秩序への運動を見ているよう。 それと、例のごとく恋に関する金言多し。シェイクスピアの戯曲は内容はもちろんのこと、その中から普遍的真理を語る部分を発掘する面白さもある。恋愛する前にシェイクスピアを読み込んだ人は恋心に惑わされることなく、自身を客観視できる力を備えてそう。 最後に、旅人への一言。 「見聞を深めても懐が寂しくなれば、目は肥えても手は貧しい」

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2021/01/27

 “All the world's a stage. And all the men and women merely players." でお馴染みの、シェイクスピアの、最後は大団円で終わるドタバタ恋愛劇。  登場人物は他のシェイクスピア劇に比べても特別多...

 “All the world's a stage. And all the men and women merely players." でお馴染みの、シェイクスピアの、最後は大団円で終わるドタバタ恋愛劇。  登場人物は他のシェイクスピア劇に比べても特別多いという訳でもないけど、やっぱり一生懸命読まないとゴチャゴチャして分からなくなる。始めに河合先生の『あらすじで読むシェイクスピア全作品』であらすじや登場人物の関係なんかを予習してから読んだ。  うーん、河合先生の訳はびっくりするくらい面白いし、もうこれを台本にして今すぐ芝居を始めようという気にすらさせられるが、話自体はそんなに…。おれが恋愛モノ苦手だからだろうけど…。  印象的であったところのメモ。まず女性同士がめちゃくちゃ親密にやり取りをするというところにちょっとどぎまぎしてしまうが、この点は「訳者あとがき」にも書かれている通り、「当時はシーツを容易に洗えないという事情もあって、同性で同衾するということはよくあり、(略)同性間の親密性が文化的に支えられていた。」(p.147)ということらしい。それからやっぱり名台詞の「この世はすべて舞台」(p.60)は来た来た、と思うのだけど、まったくその前後を知らないというか、その前の部分、「見ろ、不幸せなのは、我らに限ったことではない。この広大な劇場では我らが演じている場面より遥かに悲惨な芝居が演じられているのだ。」(同)という公爵兄の台詞の方が、スッと頭に入って来る感じがした。  あとは河合先生の訳がすごい。元の文の解説もされているところがあって、よくこんな訳思いつくなあとしみじみ思いながら読む。あんまり言うとネタバレになっちゃうので、2つだけ気に入ったやつを。「その木にボケナスを、つまり、おまえを接ぎ木しようか。それからミカンでも接ぎ木しよう。おまえの言うことは無ミカン燥だから。」(p.71)、「前世はネズミで、しょっチュー歌われてたのかもしれないけど、よく覚えてないのでありマウス。」(p.74)。それから原文で韻を踏んでいるところはちゃんと印がついていて分かるようになっており、訳も韻を踏ませている。これもたっくさん秀逸なのがあるけど、1つだけ。「おいで、オードリー。結婚したらやり放題だよ、裸おーどり。」(p.87)。ちなみにここは注釈によれば「Audreyとbawdry(猥褻)で押韻している。」(同)らしい。すごい。裸おーどり。だって。  あとは関係ないところで、「ディンガディンガディング」(p.130)といって歌うところがあるが、カーペンターズのYesterday Once MoreのEvery Shing-a-ling-a-lingというのを思い出した。わりと古くからある擬音?なのだろうか。  下の注を読むのも面白い。「シェイクスピアより先に大活躍していた劇作家クリストファー・マーロウが、一五九三年五月三十日午後六時、ロンドン郊外デットフォードにある小さな居酒屋で、勘定書きをめぐるケンカがもとで刺殺されたことへの言及か。」(p.84)ということがあったらしい。「エリザベス朝時代、舞台上に藺草を敷きつめることがあった。殺人の場面などで血しぶきを飛ばしたあと、藺草をのけてすぐ舞台にできた。」(p.92)なるほど。イグサを使っていた、なんて意外。あとは最後のシーン。「シェイクスピアの喜劇には(略)大団円から立ち去る人物たちがいる。Kill-joyと呼ばれる彼らの存在は、浮かれ騒ぎが一時的なものでしかないことを明確にする。」(p.141)なんて、実生活でもこういうkill-joyみたいな人いるよなあ、おれもその気があるんだけど…。  という感じで、薄さに騙されずに、もっと気合を入れて読めばもっと楽しめる話だろう、と思った。逆に言うとやっぱりシェイクスピア作品はダラダラしながら読む話ではなかった…。(21/01)

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