![初期仏教 ブッダの思想をたどる 岩波新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001911/0019115494LL.jpg)
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初期仏教 ブッダの思想をたどる 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2018/08/22 |
JAN | 9784004317357 |
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初期仏教 ブッダの思想をたどる
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
【ブッダって比喩の天才】 初期仏教の考え方が、とても簡潔に新書でまとまっています。 まず、インド人ブッダの考えは、情緒的な日本人から見ると、物凄い構成力を感じました。西洋から見ると同じ東洋でも、全然違います。 また、当時の他の宗教の、「アートマン」やら「業物質」などその存在...
【ブッダって比喩の天才】 初期仏教の考え方が、とても簡潔に新書でまとまっています。 まず、インド人ブッダの考えは、情緒的な日本人から見ると、物凄い構成力を感じました。西洋から見ると同じ東洋でも、全然違います。 また、当時の他の宗教の、「アートマン」やら「業物質」などその存在が分からない仮定を取り除き合理的に考えたのがブッダだと思いました。 「私は美しい女性を愛している」と言いながらその女性について容姿も知らない男のようだ、というブッダの発言には納得できます。 最後に、「心の平静」を得るために、役に立たないことはバッサリ切り捨てです。 「毒矢を射られた時、どんな容姿の誰が何の目的で射たのかが分からなければ矢を抜かぬとなったら、その人は死んでしまう」というようなことを言っています。死後の世界や霊魂の存在などには、一切コメントしませんでした。 自分の教えを筏に例えたブッダ、「筏は大きな川を渡るためのものであって、渡った後に担ぐためのものではない」 比喩の天才です。それもこれも私たちが理解しやすいようにという、ブッダの思いやり(コンパッション)です
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仏教が出来た古代インドの背景から始まって、ブッダの教えを記録した仏典などを参照しながら、初期仏教のエッセンスをまとめている.聞きなれない言葉が頻出して読み直しながら把握してきたが、要点はp208に出てきた.曰く、四聖諦(ししょうたい)とは、「四つの、高貴な者たちにとっての真実」で...
仏教が出来た古代インドの背景から始まって、ブッダの教えを記録した仏典などを参照しながら、初期仏教のエッセンスをまとめている.聞きなれない言葉が頻出して読み直しながら把握してきたが、要点はp208に出てきた.曰く、四聖諦(ししょうたい)とは、「四つの、高貴な者たちにとっての真実」である.「五つの執着要素は苦である」(五取薀苦)ことが「苦という、高貴な者たちにとっての真実」(苦聖諦)であり、「再度の生存へみちびく渇望」が「苦の原因という、高貴な者たちにとっての真実」(苦集聖諦)である.「再度の生存へみちびく渇望の停止」が「苦の停止という、高貴な者たちにとっての真実」(苦k滅聖諦)であり、「八聖道」が「苦の停止へみちびく道という、高貴な者たちにとっての真実」(苦滅道聖諦)である.そして、最後の苦滅道聖諦に位置づけられた「八聖道」は、「八項目から成る、高貴な者たちに属する道」である.ここに出てきた「高貴な者」がブッダである由.この初期仏教が中国経由で日本に入ってきて鎌倉時代に日本型仏教として花開く訳だが、そのあたりもあたらめて読んでみたい.
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紀元前500年ぐらいに現れたゴータマ・ブッダが悟り、そして教えを説いた。それが後年仏教と呼ばれたものの初めである。大乗仏教とも違う最初期の仏教を「初期仏教」と呼ぶ。原始仏教という呼び名もあるが、著者は初期仏教を採っている。仏教を歴史的文脈で読み解くことを目指し、資料と歴史に基づい...
紀元前500年ぐらいに現れたゴータマ・ブッダが悟り、そして教えを説いた。それが後年仏教と呼ばれたものの初めである。大乗仏教とも違う最初期の仏教を「初期仏教」と呼ぶ。原始仏教という呼び名もあるが、著者は初期仏教を採っている。仏教を歴史的文脈で読み解くことを目指し、資料と歴史に基づいた解釈を行っているという。分かりやすい説明で、ブッダが教えを説いた背景や状況などが説明されている。部派に分かれた仏教教団であるが、そのなかで共通したものを取り出しそれが教えの神髄である。布施、戒、四聖諦、縁起、五蘊、六処などは、初期仏教の時代には成立していたようだ。「聞く耳あるものたちへ、不死への門は開かれた。」
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