天久鷹央の事件カルテ 火焔の凶器 新潮文庫nex

知念実希人(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2018/08/29
• JAN: 9784101801339

商品レビュー

2025/01/18

陰陽師蘆屋炎蔵の墓を調査した者があるいは不審な死を遂げ、あるいは謎の病に苛まれる。これは呪いなのか、それとも原因のあるものなのか。調査を開始する天久鷹央だが、総括診断部にとんでもない危機が降りかかることに。
このシリーズなので呪いが存在するわけがなく、きちんと解き明かされるのは当然だろうと思えます。病の正体についてはなんとなく見当はついたものの、しかしそれにしても人体発火の経緯があまりに不可思議で、この謎は解けませんでした。犯人「だけ」はわかったんだけど、それだけじゃ意味ないもんなあ。完敗。
総括診断部に訪れた危機と、それを回避するための終盤の展開にはもうどきどきしっぱなし。熱い展開だし、ほっこりさせられるところもあるし、だけど小鳥遊は災難ですね……。

2024/12/03

蘆屋炎蔵の呪いとして描かれている作品
蘆屋炎蔵でネットでは情報がなく
蘆屋道満について調べたらヒットしたので
現実により近い世界観を作り出したという事実に気づいた時点で
作者さんにリスペクトの念を抱きました

現時点で天久鷹央シリーズは15冊でていて９冊読破
来年アニメ化されるけれど、どこまで描かれるのかな？

2024/11/30

陰陽師の呪いだとか呪詛だとかオカルトな事件の謎を解いていくいつも通りのストーリー。
しかし今回の容疑者はなんと小鳥遊。
小鳥遊自身の成長も感じたし、鴻ノ池の活躍も見れたしなかなか面白い内容だった。鷹央と小鳥遊の信頼関係も深まってきたのを感じた。