盡忠報国 岳飛伝・大水滸読本 集英社文庫

北方謙三(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2018/08/21
• JAN: 9784087457841

商品レビュー

2024/08/15

うーん、そうかー

やっぱそうなるかー

ほんとにこれで良かったんかね？

というわけで北方謙三アニキの大水滸伝シリーズ大トリを飾るのは『岳飛伝』の副読本『盡忠報国』です

前半部分の北方謙三アニキと著名人による対談や読者への手紙まではすんばらしかったんですが、後半はページを埋めるために担当編集者の山田さんのよもやまばなしが続きます…

これがもう、申し訳ないんだが駄文すぎて読むの途中でやめちゃいました
最後まで読めなかった本は★1にすることにしてるので、前半はほんとにほんとにすんばらしかったんですが、涙を飲んで★1です

いったいどこに需要があったのか？

もう、好き勝手言わせてもらいますが、これが大水滸伝の大トリで本当に良かったの？編集者としての矜持はないの？

なんか穢れてない？

なんでこれにGO出したかな
集英社の上層部については、今から行くので大広間で全員正座して待っていてほしい

3時間くらいで行くと思うんで、着いたら全員説教です
お盆とか関係ないです
こっちだって忙しいんです

2022/09/10

大水滸伝シリーズ読本、本当にこれが最後。

読者へのメッセージが好き。
登場人物と読者への、想いの熱さが好き。
楊令伝で梁山泊が洪水に遭った時、ちょうどその後すぐに東日本大震災が起きて……
吹毛剣の時にすごく悩んでいたのをずっと忘れてはらへんかったんやなぁと。こういう偶然って起こってしまうよねと思った。

あとは、編集者の山田さんからのお手紙、過去の読本を通じて、呉用のことめちゃめちゃ嫌いやん！と思っていたけどその理由がやっと分かった。笑
そして相変わらず発想が凄まじい笑
面白かったなぁ

一番良かったのは、名言集。
志の名言、始まりが魯智深なのが良いな
生の名言よりも死の名言の方が好きだった。
忘れられない死に方をする人は、心で永遠に生きる人。そういう意味では死もまた生の一部。

漫画も分かりやすくて面白かった！
花飛麟の美男っぷり！笑
ひとつだけ言うなら、宣賛も出してほしかった。

私の大水滸伝、これにて完！
良い読書体験ができた！！！！
宋江のように熱い、水滸伝への想いを、魯智深のようにいろんな人に伝えていく！これからは！

2021/02/05

ついに完結した、北方先生の大水滸伝シリーズの解説本ですね。

北方先生と様々な人との対談集から、北方先生自身の後書き、作者と登場人物達の会話や、岳飛伝の年表や編集者が振り返る大水滸伝、シリーズをざっくり振り返るマンガまで、大水滸伝シリーズのファンからすると、読み終わった後の感慨を振り返るのに最適な本ですね。

ウイニングラン的な１冊だと思います。